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獣の通る道

  • けもののとおるみち
  • Beasts'Passage
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  • 平均評点

    66.2点(12人)

  • 観たひと

    22

  • 観たいひと

    2

  • レビューの数

    3

基本情報

ジャンル アクション
製作国 日本
製作年 1959
公開年月日 1959/2/24
上映時間 87分
製作会社 東映東京
配給
レイティング
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ シネスコ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督関川秀雄 
脚色佐治乾 
原作中村八朗 
企画斎藤安代 
撮影仲沢半次郎 
美術進藤誠吾 
音楽木下忠司 
録音広上庄三 
照明元持秀雄 
編集長沢嘉樹 

キャスト

出演高倉健 鹿沢慎二
中村賀津雄 水原勉
小宮光江 水原マリ
佐久間良子 山形亜紀子
木村功 桑山
佐々木孝丸 黒木貞造
志村喬 星刑事
加藤嘉 浦川
佐原広二 島崎
三浦光子 圭子
水木襄 谷雄
川崎羚子 純子
山東昭子 かつみ
山本麟一 
織本順吉 佐藤刑事
河野秋武 木村刑事
潮健児 事務員の青年
須藤健 私服刑事
小林寛 池内
高田博 クールのマスター

解説

中村八郎の原作を、「影なき声」の佐治乾が脚色し、「母と拳銃」の関川秀雄が監督したアクションドラマ。撮影は仲沢半次郎。

あらすじ

裏街に巣くう不良少年仲間の一人水原勉は、バーのクールで働く妹マリの心配をよそに、少年達を支配する黒眼鏡のヤクザ桑山にあこがれていた。彼は桑山にみこまれて麻薬密売の責任を任されていた。桑山はマリを狙っていたが、マリには意中の人、喫茶店エトワールのバーテン鹿沢がいた。そのエトワールのマダム圭子には、一人息子でやはり不良仲間の谷雄があった。谷雄は勉と、不良女高生の亜紀子をはり合っていた。桑山はエトワールを夜の女の取引場所に使って、鹿沢にわざと辛くあたった。鹿沢は故あって殺人の罪を犯したことのある保釈中の身で、更生を一途にはげんでいる男だった。あくどいネオンの街で亜紀子を中に、勉と谷雄は争った。傷ついた勉を鹿沢はマリのところにはこんだ。そんな鹿沢を、桑山はみんなの前で彼の前身をあばいて嘲笑した。夜、一人店に残る鹿沢の前に谷雄が現れ、はり合いの意地で、亜紀子の忘れた定期入れを、夜中に彼女のところにとどけてやるのだといって出ていった。亜紀子の豪壮な邸宅にしのびこんだ谷雄は、桑山一味に見つかって撃たれて死んだ。この邸は桑山の黒幕で亜紀子の父・黒木の家で、麻薬工場になっていたのだ。桑山は急いで勉を呼出し、拳銃を持たせて闘争心をかきたて、谷雄が決着をつけようと待っているといって彼を指定の場所に行かせ、そこに谷雄の死体と部下の一人を置いて勉に発砲させ、仮装殺人をでっちあげた。鹿沢は何かトリックのあることに気づいて亜紀子をさがし、英雄きどりの勉の目をさますため、真相を告白させた。星刑事も日頃から知っていた勉のために協力した。桑山はマリをさらって乱暴を働こうとしていた。鹿沢はその場にかけつけ、やがて素顔をさらした桑山は、なだれこんだ警官隊によって縛についた。勉もやがて更生するだろう。

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1959年3月上旬号

日本映画紹介:獣の通る道