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弥次喜多道中双六

  • やじきたどうちゅうすごろく
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  • 平均評点

    64.1点(13人)

  • 観たひと

    21

  • 観たいひと

    2

  • レビューの数

    6

基本情報

ジャンル 時代劇 / コメディ
製作国 日本
製作年 1958
公開年月日 1958/12/7
上映時間 118分
製作会社 東宝
配給 東宝
レイティング
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督千葉泰樹 
脚色笠原良三 
原作十返舎一九 
製作藤本真澄 
山本紫朗 
撮影西垣六郎 
美術北猛夫 
清水喜代志 
音楽古関裕而 
録音小沼渡 
照明金子光男 

キャスト

出演徳川夢声 十返舎一九
加東大介 栃面屋弥次郎兵衛
小林桂樹 喜多利屋喜多八
乙羽信子 おふつ
淡路恵子 おいも
鶴田浩二 薬屋の鶴太郎
草笛光子 お笛
八千草薫 お葉
団令子 はまぐり屋のおちえ
三木のり平 花水多羅四郎(おはな)
有島一郎 有馬一郎左衛門
柳家金語楼 呼び込みの権太(おとら)
横山エンタツ 旅人五太平
清川虹子 後家おはま
東郷晴子 伊勢のかめ女
三好栄子 婆ァ巫子
村上冬樹 宿の亭主
谷晃 鬼の権三
南道郎 つぼふりの三平
東野英治郎 和尚
一の宮あつ子 梵妻
富田羊容 南瓜の胡麻汁
田中春男 どぶ池の淀十親分
堺駿二 乾分蛸八
十朱久雄 山椒屋勘太夫

解説

「弥次喜多道中記」の続篇で、今回は弥次喜多が大井川を渡り京へ着くまでを描く。原作・十返舎一九、脚色は「ひばり捕物帖 自雷也小判」の笠原良三、監督は「大番 (完結篇)」の千葉泰樹、撮影は「サザエさんの婚約旅行」の西垣六郎。小林桂樹・加東大介ら前作のメンバーに、鶴田浩二・八千草薫・団令子らが新しく加わる。

あらすじ

弥次郎兵衛、喜多八は、府中の宿から女房たちの虎口を逃れ、大井川を渡って日坂の宿についた。同宿の巫女の御宣託に、両人の女房は大井川で水死したとある。そのとき、雨に濡れた女房たちが両人の室に飛びこんできた。あの世から迷って出てきたか。弥次喜多は腰を抜したのだ。女房たちに因果をふくめて帰した両人は袋井の宿へつく。旅人五太平の誘いで、賭場へ入る。お笛が勝負に熱中していた。両人は五太平のいう通りにしたが、さっぱり芽が出ぬ。お笛は美男の薬売り鶴太郎の云う通りにし、勝ちっぱなしだ。胴元が文句をつけ、大乱闘となった。両人は持金をすっかりイカレた。宿のおかみが、金持の後家さんの男めかけの話を持ちこみ、二人はそのおはまの家へ行った。弥次が採用になった。サービスこれつとめていると、薬売りの鶴太郎が来、弥次さんすっかりフラれた。女中のおふくと逢引の約束をし、あげくが猪騒動の一幕などある。--宮の海岸で、両人は五太平をつかまえた。桑名までの宿賃などみんな彼にタカルことにする。宮の旅宿で、お笛が泊り合せ、両人は忍んで行くが、お笛が部屋のかけ札をとりかえていたので、侍有馬一郎左衛門の部屋に入りこみ、大騒ぎとなる。桑名への船中で、五太平はトン死し、両人は死体を荒れ寺に持ちこむ。富田では“名物の焼はまぐりはクワナにて富田やけどをさせたはまぐり”の一幕がある。狂歌に感心した伊勢のかめ女に、弥次は十返舎一九と名乗る。家へ招かれたが、見破られて逃げだした。両人は伊勢に詣り、大阪へ入る。安治川筋の土手で、やくざ淀十の乾分蛸八に借金のかたにさらわれた町娘のお葉を救った。彼女をとりあえず「別嬪茶屋花水屋」に連れてきた。そこの女将おはなは元旅役者の花水多羅四郎だった。番頭の権太もおとらと名乗って現れた。訳を話して、お葉をかくまってもらう。淀十たちが彼女を渡せと押しかけてきた。店にいた鶴太郎が一計を案じ、お葉に扮したおはなを連れて淀十の案内で金貸し勘太夫の邸へ行き、おはなと引きかえに証文を取り戻した。偽者とバれて、大乱闘となるが、鶴太郎の活躍で収った。両人はやっと京へ着く。八坂神社でお笛に会ったが、鶴太郎に横どりされた。両人はガッカリし、境内にいた二人の女をからかうと、なんと両人の女房・おふつとおいもである。そばで十返舎一九が笑っていた。--二組の夫婦は祭りばやしに和して踊ったのである。

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