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女の足あと

  • おんなのあしあと
  • The Way She Walked
  • ----


  • 平均評点

    64.1点(6人)

  • 観たひと

    15

  • 観たいひと

    2

  • レビューの数

    3

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1956
公開年月日 1956/3/28
上映時間 105分
製作会社 松竹大船
配給
レイティング 一般映画
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
カラー/サイズ モノクロ/スタンダ-ド
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督渋谷実 
脚本伏見晁 
田中澄江 
渋谷実 
製作月森仙之助 
撮影長岡博之 
美術浜田辰雄 
音楽黛敏郎 
録音大村三郎 
照明水泉喜代司 

キャスト

出演佐田啓二 浜田孝一
杉村春子 母かね子
石浜朗 弟良二
有馬稲子 平山のぶ
山路義人 のぶの叔父
賀原夏子 旅館の内儀
末永功 佐川
永井達郎 村田
大木実 安宅順介
文野朋子 姉ゆきの
山形勲 仁村
小林トシ子 正子
淡路恵子 上田なみ
竜岡晋 工場主
北城真記子 工場主の妻
三谷幸子 キャバレーのマダム
田村保 
水上令子 看護婦A
佐々木恒子 看護婦B

解説

「お父さんはお人好し」の伏見晁、「乳房よ永遠なれ」の田中澄江、「青銅の基督」を監督した渋谷実の三人が脚本を書き、同じく渋谷実が監督、「元祿美少年記」の長岡博之が撮影を担当した。主なる出演者は、「泉」の有馬稲子、佐田啓二、小林トシ子、「続・この世の花 第6・7部」の淡路恵子、「駄々っ子社長」の大木実、「早春」の杉村春子、「むすこ大学」の石浜朗、他に文学座の文野朋子など。

あらすじ

母かね子、弟良二と三人ぐらしの若い官吏浜田孝一はある日、平山のぶという見知らぬ田舎娘の来訪をうけた。のぶは信州の旅館で女中をしているとき、浜田孝一と名乗る青年に身を許し、叔父や旅館の女主人の反対を振りきって上京したのである。孝一の名を騙る男に弄ばれたと気がつくと投身自殺を図った。そんなのぶをあわれに思い、孝一は心当りの友人を訪ね回るが見当がつかない。そのとき安宅順介の姉ゆきのは弟の上役仁村、弟と結婚することになっていた正子の二人から、弟が正子を仁村にとられた腹いせに、会社の金を携帯して一カ月も前に姿をくらましたことを聞いてびっくりした。そこで彼女は孝一を訪ねて、金策を依頼し、穴を埋めた。一方、古傷を忘れようとしているのぶは、犯人を探さねばやまない孝一の態度が堪えきれず、東京に出ている郷里の友人なみを頼って飛びだすが、なみは工場にいなかった。そのまま工場で働くようになったなみは、工場主にいい寄られ、その妻にはいじめられて苦労するのだった。そのころ、街で偶然のぶに再会した孝一は、彼女の言葉から順介を犯人と推定し、彼を探し出して対決させた。のぶを愛し始めていただけに、孝一には対決させなければ済まない潔癖さがあったのだ。のぶにとって、順介こそ忘れがたい人間だったが、彼が押し黙っているのを見ると、「私はこの人を知りません」と悲しく叫んだ。順介に裏切られ、孝一の厳しさにも耐えられなくなったのぶは、交通事故であっけなくも死んで行く順介と、その傍らに茫然と立ちつくす孝一を背に夜の闇に消えて行った。

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