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見事な娘

  • みごとなむすめ
  • Everyone's Sweetheart
  • ----


  • 平均評点

    68.6点(23人)

  • 観たひと

    32

  • 観たいひと

    2

  • レビューの数

    6

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1956
公開年月日 1956/3/6
上映時間 100分
製作会社 東宝
配給 東宝
レイティング
アスペクト比
カラー/サイズ モノクロ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督瑞穂春海 
脚色井手俊郎 
原作源氏鶏太 
製作藤本真澄 
金子正且 
撮影山崎一雄 
美術村木忍 
音楽奥村一 
録音三上長七郎 
照明横井総一 

キャスト

出演司葉子 高原桐子
笠智衆 高原耕造
沢村貞子 高原豊子
土屋嘉男 高原信夫
北川町子 山上周子
森啓子 毛利鈴子
小林桂樹 新井弥太
小泉博 雪村志郎
斎藤達雄 雪村鉄太郎
吉川満子 雪村栄子
伊豆肇 雪村達夫
山本廉 島木竜吉
村上冬樹 課長
高木清 社員
本間文子 鈴子の母
龍見俊子 鈴子の妹
杉葉子 久美子
中山豊 青年A
大村千吉 青年B

解説

雑誌「婦人倶楽部」連載の源氏鶏太の小説を「続・警察日記」の井手俊郎が脚色し、「いらっしゃいませ」の瑞穂春海が監督、「若い樹」の山崎一雄が撮影を担当した。主なる出演者は、「チエミの初恋チャッチャ娘」の司葉子、小泉博、杉葉子、「早春」の笠智衆、「驟雨」の小林桂樹、「乱菊物語」の北川町子など。

あらすじ

丸の内の会社に勤める高原桐子は同僚の毛利鈴子を弄んだ男、雪村達夫に流産をした鈴子の入院費用を出させに行き、達夫の弟の志郎に会った。志郎は兄に代って詑び、費用として二万円を出すことを約束した。桐子の兄信夫はダンサーの久美子と家出をして大阪にいたが、ある日その久美子が桐子の前に現われ三万円貸してくれといった。兄を思う桐子は両親に内緒で貯金から下げて久美子に渡した。その頃、桐子の父の会社は潰れそうになり、父の耕造は桐子の貯金を貸してくれという始末。困った桐子は志郎に相談して金持の志郎の両親から足りない三方円を貸りることにした。返済方法は毎月の月給日に桐子自身が雪村家に少しずつ持って行くということにした。大阪から信夫が病気だという知らせが来た。迎えに行った桐子は信夫が久美子に捨てられたのを知った。信夫は父の家に戻った。雪村家では月一回の桐子の訪問を楽しみにするようになり、志郎は桐子を愛するようになった。桐子も志郎が好きになった。耕造の会社は潰れ、桐子の一家は家を売って引越すことになった。その小さな家に引越の日、元気になった毛利鈴子が同僚の新井弥太達と手伝いに来た。桐子の両親はもしかしたら桐子が弥太を好きなのではないか、と思ったりした。志郎は両親に桐子と結婚したいと打明けたが、母親は病気の兄や、落ちぶれた父を持つ桐子との結婚に反対した。桐子もそういう志郎の母の気持を知って志郎との交際を止めようと思うのだった。桐子が同僚の山上周子や新井弥太と映画を見に行った夜、高原家には非礼を詑びる雪村鉄太郎と栄子が現われた。鉄太郎夫妻は志郎の嫁に桐子をくれといって帰って行った。帰宅した桐子は両親からその話をきかされた。暗く閉されていた桐子の胸にぽっと灯がともった。彼女は父に、やはり志郎を嫌いになれなかったといった。そして、その胸をひとり抱きしめるように二階の部屋に上ると机の前に坐って上気した頬を静かにおさえた。

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