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幽霊男

  • ゆうれいおとこ
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  • 平均評点

    53.2点(5人)

  • 観たひと

    11

  • 観たいひと

    4

  • レビューの数

    2

基本情報

ジャンル サスペンス・ミステリー / ホラー
製作国 日本
製作年 1954
公開年月日 1954/10/13
上映時間 72分
製作会社 東宝
配給 東宝
レイティング 一般映画
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
カラー/サイズ モノクロ/スタンダ-ド
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督小田基義 
脚色沢村勉 
原作横溝正史 
製作滝村和男 
撮影山田一夫 
美術北川恵笥 
音楽紙恭輔 
録音宮崎正信 
照明横井総一 
編集岩下廣一 
製作担当者森本朴 
助監督丸林久信 

キャスト

出演河津清三郎 金田一耕助
田中春男 菊地陽介
岡譲司 加納三作
清水元 等々力警部
山本廉 津村一彦
藤木悠 建部健三
三条美紀 三橋絹子
塩沢登代路 都築貞子
川合玉江 小林恵子
山田彰 弟浩吉
持田和代 武智マリ
立花満枝 宮川美津子
大川平八郎 広田圭三
越後憲三 金田一の助手牧原
津田光男 本多支配人
由起卓也 ボーイ
河美智子 女アナウンサー

解説

講談倶楽部に連載された横溝正史の探偵小説を、「青春ロマンスシート 青草に坐す」の沢村勉が脚色し、「家庭の事情 ネチョリンコンの巻」の小田基義が監督する。撮影は山田一夫。「やくざ囃子」の河津清三郎が主人公金田一に扮し、「此村大吉」の田中春男、「関八州勢揃い」の岡譲司のほか、三条美紀がはじめて東宝映画に出演する。

あらすじ

吸血画家津村一彦が気狂病院から脱走した記事が新聞に出たころ、銀座裏のヌード・クラブに加納博士の紹介状を持った佐川幽霊男と名のる男が、油絵のモデルを頼みに来た。モデルの恵子が選ばれて行ったが、いつまでも帰らないので、居合せた連中が西荻窪のアトリエを探してみると、恵子は浴槽の中で殺されていた。翌日クラブに突如テープレコーダーの声が流れて来た。「第一幕が完了し二幕目に取りかかる」。その夜、美津子は幽霊男にさらわれ、全裸のまま白い繃帯で顔を包んだ彼にキャメラで撮影されたが、浩吉と当局の手で救い出された。その結果、浩吉の証言で幽霊男と津村とは別人であることが判った。数日後伊豆で行われた撮影会で、貞子が池の中で殺された。そこに突如現われた金田一は、一同を一室に集め、等々力警部と二人で厳重に調べた。そのとき同じホテル内でマリが殺され、更に数日後例のアトリエで美津子が殺される。金田一と等々力はその場で発見した加納を連行しようとしたが、不意に現われたベールの女に彼を攫われた。連続殺人に気をくさらした鮎子は建部の反対を押切り、ストリッパーに転向した。しかも彼女まで舞台の上で誰かに殺されてしまう。世間が騒然たるとき、例の隠れ家では、加納と黒いベールのマダム絹子が幽霊男のために縛られ、猿ぐつわをはめられていた。この男はマダム絹子を加納から奪って自分のものにするため、モデルを殺して加納に罪を被せようとしたのだ。マダムは彼のためドレスを被られ、危いところにカーテンのかげから金田一が颯爽と拳銃を片手に現れた。幽霊男は屋上にのがれたが、追いつめられ身を地上に投じて死んだ。白い繃帯に包まれたその顔は、加納や建部らと共にクラブの仲間であった実業家菊地陽介だった。

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