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春の囁き

  • はるのささやき
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  • 平均評点

    55.0点(5人)

  • 観たひと

    7

  • 観たいひと

    1

  • レビューの数

    2

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1952
公開年月日 1952/12/11
上映時間 93分
製作会社 東京映画=東宝
配給 東宝
レイティング
アスペクト比
カラー/サイズ モノクロ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督豊田四郎 
脚本植草圭之助 
古川良範 
脚色豊田四郎 
製作加藤譲 
撮影三浦光雄 
美術安倍輝明 
音楽芥川也寸志 
録音西尾昇 
照明岸田九一郎 

キャスト

出演三國連太郎 吉村保三
岡田茉莉子 林伸子
遠山幸子 相澤八重子
青山京子 片岡園子
久保明 相澤昭夫
鈴木孝次 片山幸次
三津田健 片山専蔵
中村是好 松岡支配人
千石規子 マリー
荒木道子 中山夏江
浦辺粂子 片山兼子
二本柳寛 中山良介

解説

東宝の一翼として誕生した東京映画目黒撮影所第一回作品。「思春期」の姉妹篇で、「風ふたたび」の植草圭之助、古川良範の脚本を、同じが潤色し、監督している。撮影は三浦光雄。出演者の主なものは「思春期」の三國連太郎、岡田茉莉子、「生きる」の千秋實、ほかに遠山幸子、青山京子、久保明、鈴木孝次の青春スタアの面々が出演している。

あらすじ

瀬戸内海のとある高校を卒業した幸次は、幼馴染みの八重子が心をこめたセーターを着て大学入学のため上京した。ジャーナリスト志望の彼は大学の新聞部に入ったが、ここは田舎の高校の静けさと打って変わって切実な社会の波がひたひたと押し寄せ、若い彼の情熱を煽るのだった。新聞でも熱心な活動家の林伸子をみると地方でおとなしく花嫁勉強をしている八重子とは違う新しい魅力を彼は感ずるのだった。上級生の吉村を注進とする貧農の調査から伸子と特飲街を訪ねた彼は、そこに売られてきた少女春子を救う決心をする。一方八重子には孝次の家から兄専太郎の嫁にと話があるが、娘の園子から二人の仲を聞かされた母兼子は孝次の気持を確かめさせる為、金銭を托し旁々八重子に東京に行ってもらう。しかし八重子と会った孝次は金銭を受け取るなり春子の救出に走り廻る始末なので、八重子は隔たった二人の距離を痛感する。また世の中の複雑さは孝次を途方にくれさせた。春子の父からは更に多額な金銭を要求され、挙句の果は孝次と伸子の二人は特飲街の女を誘拐したとの嫌疑で警察の取調べを受けねばならなかった。身の潔白が晴れはしたが、孝次は重い心で帰郷した。八重子と専太郎の話は既に決まっていた。「兄貴と結婚するんやってね、おめでとう」とつぶやく彼に「ありがとう、孝次さんもお身体を大切に勉強してね」と八重子は答えるのだった。

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