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手討

  • てうち
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  • 平均評点

    70.9点(37人)

  • 観たひと

    59

  • 観たいひと

    4

  • レビューの数

    13

基本情報

ジャンル 時代劇 / ラブロマンス
製作国 日本
製作年 1963
公開年月日 1963/5/29
上映時間 85分
製作会社 大映京都
配給 大映
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督田中徳三 
脚色八尋不二 
原作岡本綺堂 
企画浅井昭三郎 
撮影牧浦地志 
美術西岡善信 
音楽伊福部昭 
録音奥村雅弘 
照明中岡源権 
編集山田弘 
スチル浅田延之助 

キャスト

出演市川雷蔵 青山播磨
藤由紀子 お菊
城健三朗 新藤源次郎
成田純一郎 近藤登之助
中村豊 沢主水
矢島陽太郎 森半九郎
佐々十郎 与四松
柳永二郎 松平伊豆守
阿井美千子 お近
真城千都世 お仙
小桜純子 お歌
毛利郁子 薄雲太夫
細川ちか子 真弓
加藤嘉 牧野備後守
名和宏 前田加賀守
浅野進治郎 柴田十太夫
香川良介 横田備中守
荒木忍 島津薩摩守
菅井一郎 大久保彦左衛門
杉山昌三九 奥平大膳太夫
伊達三郎 小仏小平
守田学 弥六
尾上栄五郎 本多上野介
南条新太郎 伊達陸奥守
水原浩一 鐘鬼半兵衛
浅尾奥山 小栗備前
舟木洋一 徳川家光
浜田雄史 坂部三十郎
不破潤 加賀爪甲斐
堂本寛 松本甚太郎
松浦いづみ 晶姫
高森チズ子 お梅
原聖四郎 副吏
堀北幸夫 前田家先供1
岩田正 権次
大杉潤 前田家先供2
木村玄 検死役同心
志賀明 権六
西岡弘善 平六
黒木英雄 源八
有村淳 平七
森宏之 お坊主一
山中登志子 玉菊
小林加奈枝 茶店の老婆

解説

岡本綺堂原作“お菊と播磨”を「秦・始皇帝」の八尋不二が脚色、「新・座頭市物語」の田中徳三が監督した悲恋もの。撮影はコンビの牧浦地志。

あらすじ

徳川初期の明歴二年。加賀百万石の屋敷前で、旗本新藤源次郎が切腹した。ことのおこりは、過日上覧能が催された折、源次郎が退屈の余り無遠慮な欠伸をもらしたことにあった。舞台で舞っていた前田加賀守は、自分の能にケチをつけられたと思いこみ、源次郎の処分を幕府に迫った。大藩を嵩にきた理不尽な申し入れに、旗本一同は、大久保彦左衛門、青山播磨を通して松平伊豆守にとりなしを願い出た。騒ぎは大きくなり、旗本と大名の対立となった。この騒ぎを知って源次郎は、自分一人が腹を切ればすむと、潔よく男らしい最期を遂げたのだった。ある春雨に煙る一日、播磨は新藤の墓標に参った。その帰途、播磨は腰元お菊と結ばれた。己にまめまめしく仕えるお菊の態度に、播磨は将来を誓った。源次郎の死を契機として旗本の近藤、沢、森などが主となって白柄組を結成した。幕府の治世も漸く地につき、世は泰平ムードに満ちていた。建幕の功労者、直参旗本も次第に疎んじられ、目的を失った彼らは至るところで大名と衝突した。白柄組の悪名は日に日を追って高くなった。播磨はこれを憂い、自分がこれを抑えなくては、という考えで白柄組の頭領となった。しかし、播磨でもこの流れを止めることはできなかった。そんな流れのうちに旗本の理解者、彦左衛門が亡くなった。通夜の帰途、白柄組と加賀守の大行列は偶然に出逢った。播磨の制止も聞かばこそ、両者は大乱闘を引き起した。加賀守は、島津藩、仙台藩と結んで白柄組員の引渡しを幕府に要求した。困り抜いた伊豆守は、加賀守の縁つづきの姫と播磨の結婚を策した。しかし播磨はこの解決策をけった。ために幕府は播磨に責任を押しつけた。そうとは知らないお菊は播磨の心情を疑い、青山家伝来の家宝の皿を割った。粗相で割らず、播磨の心情を疑って割ったとあっては、播磨も許せなかった。お菊を切り、自分は白柄組の責めを一身に負って腹を切る青山播磨であった。

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