映画だからこそ表現できるファンタジー

人生は「選択」の連続です。
「選択」の波にも大小があるわけで、進学、就職、結婚……。など、その都度、あの時、もし、こちらではなくて、あちらを選んでいたら……ということもあるでしょう。

映画だから、表現できるわけですけど、13年前、恋人を取るか、将来を取るかという選択で、将来をとった主人公。
その結果、会社の経営者になり、お金も不自由なく生活でき、現時点で「何不自由ない、不満はない、全てある」と言い切っていたわけですが……。ひょんなことから、恋人と結婚していたとしての13年後の世界へ紛れ込む……。
そこには、しがないサラリーマンで、靴を買うにも、食事をするにも、値段を気にしながら生活する毎日。でも、そこには「夫婦愛」「家族愛」「友人愛」が溢れていた……。
さて、どうする？

ということ。

これなぁ。どちらも「間違い」ではないのでしょうけど「自分の実感」なんでしょうね。
人生を生きていく上で「共に生涯を分かち合える他者」がいるか。
そこには、お金には変えられない「幸せ」というものがある……。

2000年というちょっと古い時代になってしまう映画かもしれませんが、自分の心が涵養されたような気がします。

恥ずかしながら、この映画で、「ティア・レオーニー」という女優さんを知りました。「ディープ・インパクト」で主演されているのですね。この映画、映画館で見て、好きだった映画の一つですが……。その時はCG映像とかストーリーに夢中で女優さんのことを覚えていなかった……。

「ティア・レオーニー」さん。めちゃくちゃ、魅力的。キュート。
一般的な美人と違ってとても印象的な目をしています。目が細くて、透き通るようなブルーで。

この映画を見たら、福島の自宅に飛んで帰りたくなりました（^0^；）。