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詩季織々
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「陽だまりの朝食」では、ビーフンといえば焼きビーフンしか思い浮かばないなか、三鮮ビーフンは日本だと普通にうどんのようでした。香川県人が、朝食で食べていた讃岐うどんを想い浮べ、東京のチェーン店で食べる讃岐うどんはおしゃれ過ぎて郷愁を呼び起こさない、といった内容のものと考えればいい。食が郷愁を呼び覚ますことって確かにあるけど、それにしても毎日同じものを朝食として食べるのって飽きないのかなあ。「小さなファッションショー」は、広州が舞台だけど、北京、上海はしばしばニュースにも登場し大都市なのはわかっていたけど、広州も大都市のようで、香港・マカオが近いので割と資本主義圏の文化が入り込みやすかったんでしょうかねえ。モデルという職業は中国ではどう位置付けられているのかわかりませんが、マネージャー兼スタイリストのスティーブは完全におねえキャラで、日本や欧米のファッション界だとゲイっぽい人たちが違和感ないけど、中国でもそうなのかなあ。短いモデル生命を知り、代替わりを体感したイリンが、この先どうなっていくのか。主婦モデルとか中年モデルとかそういった需要にうまく食い込んでいけるといいよね。そして「上海恋」だけど、すれ違いを描く新海アニメに最も近かったかもしれない。しかしリモの幼過ぎる頑なさとか自己中的な言動を見せられると、シャオユと離れ離れになって当然と思えてしまった。秒速5センチメートルのような切ないすれ違いとはかなりかけ離れた感じの設定でした。いずれの作品も背景は綺麗だったしビーフンはおいしそうだったけど、女の子が新海風で新鮮味があまり感じられなかった。新海リスペクトから新海風作品となっていましたが、今後新海越え作品となっていくことを期待します。 あらすじ:「陽だまりの朝食」(イシャオシン監督)小さい頃シャオミンは毎朝祖母と一緒に近くのビーフン店のビーフンを食べていた。近くのビーフン店はこれだけを提供していたがかなりの人気だった幼い記憶の中にビーフンの味が刷り込まれていった。しかしある時突然そのビーフン店は店を閉めてしまった。中学時代、通学路にあるビーフン店で朝食を取っていたが、自転車で通学する同じ学校に通う少女を見送るのも日課になっていた。しかしある時釣具屋に宗旨替えしてしまうのだった。商売がうまくいかずビーフン店に戻ったが、かの少女は遠方の高校へ進学してしまっていた。現在北京で仕事をしているシャオミンが洒落たビーフン店で出て来た三鮮ビーフンは、スープは透き通っていて具も少なく思い出のビーフンとはかけ離れたものだった。そして祖母が倒れたという知らせで湖南省へ帰り亡くなる前の祖母と再会できたのだった。「小さなファッションショー」(竹内良貴監督)広州でファッションモデルをするイリン。子供の頃背が高いことにコンプレックスを持っていたがモデル業の今はそれに感謝していた。母を亡くし姉妹別々の親戚に引き取られたイリンとルルだったが、モデルで成功したイリンは周囲の反対を押し切ってルルを引き取った。ルルはファッション関係の専門学校に通っていた。イリンの誕生日の日、ルルはケーキやごちそうを用意して部屋で待っていたが、イリンは撮影現場のみんなが企画した誕生日パーティーでべろんべろんに酔い帰宅した。翌日のオーディションに二日酔いで臨み落ちるが、同じ事務所の後輩が受かるのだった。危機感を持ったイリンはダイエットや運動にのめり込み大きなファッションイベント当日疲労などが重なりランウェイで倒れてしまうのだった。その時痛めた足のケガから復帰したイリンだったが、後輩の写真が溢れる街の広告を見て自分の代わりはいくらでもいると感じモデルを辞めようと考える。そのことでルルと口論になり、ルルとの関係も気まずくなる。そしてかつてのマネージャーに相談しモデルの仕事を再開しようとしたとき、マネージャーから渡された住所でルルがファッションショーを企画し待っていてくれた。その後ルルは服飾関係の仕事に付き、時々自宅でルルの作った服をイリンが着て見せる小さなファッションショーが開かれるのだった。「上海恋」(リ・ハオリン監督)上海石庫門、かつてリモが家族で住んでいいたが今は祖母が一人で住んでいるだけで、再開発のため立ち退きを迫られていた。現在のリモは建築デザイナーとして会社勤めをしていたが、自分の意見が通らないことに嫌気がさし会社を辞め両親とも喧嘩し一人暮らしをすることになり引越しをしていた。引越しの荷物の中に紛れていたカセットテープ。幼馴染に聞けば、シャオユから預かったテープで、思い返せば受験の時、勉強に追われていて渡されたテープを放置していたことに気付く。カセットテープを再生するため石庫門の祖母を訪ねラジカセを持ちだす。かつてリモは幼なじみとシャオユと三人でよくつるんでいたが、リモはシャオユに淡い恋心を抱いていた。高校受験が近付きシャオユは遠くの難関校を受験し引っ越すことになると聞かされたリモはシャオユに親の言いなりになるのかと言い放ち二人の関係は気まずくなる。それでもリモはシャオユと同じ高校に行こうと受験勉強に没頭するようになる。そして無事難関校に合格したが、シャオユは落ちて一家はどこかへ引っ越してしまっていたのだった。カセットテープにはリモと離れたくないので難関校は受けないというシャオユの決意が録音されていた。そして数年後、リモたちは取り壊しをのがれた石庫門を利用してホテルなどを始めたがそこへ女性が訪れるのだった。
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