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篠原涼子

  • Shinohara Ryoko
  • 出演/音楽/出演(声)
本名
出身地 群馬県桐生市
生年月日 1973/08/13
没年月日

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略歴

群馬県桐生市の生まれ。幼い頃から歌手を志し、雑誌『月刊デ・ビュー』の特別オーディションに合格して芸能界入り。1990年からアイドルグループ“東京パフォーマンスドール(TPD)”の初代メンバーとして活動し、グループ内ユニット“ゴルビーズ”で歌手デビューを果たした。翌91年にはシングル『恋はシャンソン』でソロデビュー。12月からフジテレビの人気バラエティ番組『ダウンタウンのごっつええ感じ』にレギュラー出演し、さまざまなコントに体当たりで挑戦するなど、ソロ活動で全国区の知名度を獲得する。94年7月、小室哲哉のプロデュースにより“篠原涼子 with t.komuro”名義で発売したシングル『愛しさとせつなさと心強さと』が220万枚超の売上げを記録するメガヒットとなって、一躍脚光を浴びた。同年9月に“TPD”を卒業。95年夏には小室ファミリーからも離れ、引き続きソロ歌手として活動を続けたが売上げは伸び悩み、低迷の時期が続く。97年3月で『ごっつええ感じ』からも卒業。しかし、歌手活動と並行して地道に続けていた女優業が、不遇の時代を救うことになった。女優としてのデビュー作は“TPD”以前に端役でゲスト出演したテレビ朝日の戦隊もの『高速戦隊ターボレンジャー』89。以後もフジテレビ『素顔のままで』『NIGHT HEAD』92、『若者のすべて』94、『輝く季節(とき)の中で』95、『ピュア』96などのテレビドラマに出演してきたが、同局の山口雅俊プロデューサーによって『ナニワ金融道2』96、『ギフト』97、『きらきらひかる』98、『危険な関係』99と連続して起用された辺りから風向きが変わる。バラエティ番組などで見せてきた天然ボケのキャラクターを活かしたコミカルな芝居から、180度真逆の悪女まで、強くて芯のある芝居を確実にこなしていき、2000年代に入ってからは女優としての評価が急速に高まった。NHK大河ドラマ『北条時宗』00、フジテレビ『カバチタレ!』『ムコ殿』01、『初体験』『HR』02、テレビ朝日『早乙女タイフーン』01などを経て、03年の日本テレビ『ぼくの魔法使い』では、ひょんなきっかけから古田新太演じる中年男の塾講師と中身が入れ替わってしまう主婦・るみたん役を熱演。奇想天外な宮藤官九郎脚本とハイテンションな水田伸生演出に応えて、大きく注目されるきっかけとした。翌04年には、フジテレビ『アットホーム・ダッド』で、やむなく専業主夫を選択する主人公・阿部寛の妻役。同時期の日本テレビ『光とともに…・自閉症児を抱えて』では、自閉症と診断された我が子を愛し、ともに成長していく母親を演じてドラマ初主演も果たす。この年はさらにフジテレビ『マザー&ラヴァー』にも準主演し、次代の連ドラクィーンとしての足場を固めた。そんな篠原の女優としての評価を完全に決定づけたのが、05年の日本テレビ『anego』。仕事と恋愛を両立させつつ、さまざまな悩みも抱えて生きる30代女性の姿を軽快なタッチで描いたこのドラマで、主人公のOL・野田奈央子を好演。同世代の女性視聴者を中心に幅広い層からの支持を集める等身大キャラクターを造形していった。ここからの快進撃はすさまじく、フジテレビ『アンフェア』06では並外れた能力を持つ女刑事・雪平夏美、TBS『花嫁は厄年ッ!』06では元彼の実家の桃農家に嫁を装って潜入取材することになってしまう女子アナ・竹富明子、『anego』のチームと再び組んだ日本テレビ『ハケンの品格』07では、超難関の資格を数々取得し破格の条件で企業を渡り歩くスーパー派遣社員・大前春子と、シリアスからコメディまで主演ドラマ一作ごとに大きな振れ幅で多彩なヒロイン像を次々と塗り替える。この間、98年の大森一樹監督「ジューンブライド・6月19日の花嫁」で映画初出演。以後も、松岡錠司監督「ベル・エポック」98、中野裕之監督「RED SHADOW/赤影」01、中江功監督「冷静と情熱のあいだ」01、原田眞人監督「突入せよ!・『あさま山荘』事件」02、佐々部清監督「陽はまた昇る」02、SABU監督「幸福の鐘」02などに助演したが、それほど強い印象を残すことはなかった。こちらも変化が起きたのは04年頃からで、中島哲也監督「下妻物語」04では深田恭子演じる主人公・桃子のファンキーな母親役、三谷幸喜監督「THE 有頂天ホテル」06では神出鬼没のコールガール・ヨーコなど、個性の強いキャラクターを演じる機会が多くなっていった。07年には主演ドラマの劇場版「アンフェア the movie」で映画初主演。11年公開予定の続編「アンフェア2(仮題)」も控える。また、01年に蜷川幸雄演出『ハムレット』のオフィーリア役で初舞台を踏み、05年にも続いて蜷川演出の『天保十二年のシェイクスピア』に出演。07年にはテレビドラマを中心とした活躍によりギャラクシー賞個人賞を受賞した。私生活では05年に俳優の市村正親と結婚し、07年11月に妊娠を発表。芸能活動休業中の08年5月に第一子となる長男を出産した。翌09年、日本テレビの単発ドラマ『働くゴン!』で女優復帰。10年のフジテレビ『月の恋人/Moon Lovers』で木村拓哉の相手役として3年ぶりに連ドラ出演を果たすと、日本テレビ『黄金の豚・会計検査庁特別調査課』にも主演して健在ぶりをアピールした。11年には前述の「アンフェア2」のほか、助演の三谷監督「ステキな金縛り」も公開待機中。

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