沖縄県那覇市の生まれ。2001 年、ティーン向けファッション誌『ニコラ』のモデルとして芸能界入り。アイドル写真集やビデオ、ＣＭ出演などで人気を獲得していった。特に、06 年のチョコレートのＣＭでユーモラスな動きの「ポッキー・ダンス」を見せて知名度を上げた。女優としては、05 年の深夜ドラマ『Sh15uya（シブヤフィフティーン）』でデビュー。以後、落ちこぼれ高校生たちが東大受験を目指すTBS の連続ドラマ『ドラゴン桜』05 や日本テレビ『ギャルサー』06 などで注目され、06 年の日本テレビ『マイ☆ボス・マイ☆ヒーロー』で主人公の長瀬智也に想いを寄せられるクラスのマドンナに扮して、一躍脚光を浴びた。翌07年にはTBS『パパとムスメの７日間』で連続ドラマ初主演。ここまでさまざまなタイプの女子高生像を演じるとともに、モデル時代からの愛称である“ ガッキー” の呼び名も浸透して、トップ女優の仲間入りを果たした。映画は07 年、隅田靖監督の学園ドラマ「ワルボロ」で初出演。不良に目覚めた優等生（松田翔太）が憧れる同級生のヒロインを清楚に演じた。同年、大九明子監督「恋するマドリ」の、新生活を始めた美大生役で初主演。同作の主題歌『メモリーズ』で歌手デビューもし、以後もコンスタントに楽曲を発表している。人気ケータイ小説を映画化した今井夏木監督の「恋空」07 では純愛物語のヒロインを演じ、これら３本の出演映画により、日本アカデミー賞、ブルーリボン賞、日刊スポーツ映画大賞、ヨコハマ映画祭など各賞の新人賞を受賞している。翌08 年の渡辺謙作監督「フレフレ少女」ではひょんなことから応援団長になった女子高生を演じ、学ラン姿を披露した。同年にはフジテレビの『コード・ブルー／ドクターヘリ緊急救命』に新人医師役でレギュラー出演。『ドラゴン桜』以来の山下智久との共演となった。続く転機は09 年の「BALLAD ／名もなき恋のうた」だろう。世評の高いアニメ映画「クレヨンしんちゃん・嵐を呼ぶ！アッパレ戦国大合戦」02 を山崎貴監督が実写映画化したこの時代劇で、草彅剛演じる武将と幼なじみの廉姫を凜々しく、可愛らしく演じてみせた。10 年には土井裕泰監督の「ハナミズキ」に生田斗真とともに主演。高校時代からの10 年間にわたる恋愛ドラマでヒロイン・紗枝の人間的な成長を見事に表現し、10 年という時間の流れにリアリティーを持たせ、映画女優としても成長を見せた。テレビドラマはほかにTBS『スマイル』09 など。