ヒトラー率いるナチス支配下のドイツ「第三帝国」が犯した人類史上最悪の戦争犯罪、ユダヤ人大量虐殺【ホロコースト】に関わった人々の証言を記録したドキュメンタリー。当時の貴重なアーカイブ映像や、武装親衛隊のエリート士官、強制収容所の警備兵、ドイツ国防軍兵士、軍事施設職員、近隣に住む民間人まで、終戦から77年を迎える今、「現代史の証言者世代」と呼ばれる高齢のドイツ人やオーストリア人など、加害者側の証言を記録したインタビュー映像が映し出される。母がウィーンからのユダヤ人難民で、祖父母がホロコーストで殺害されたイギリス出身のドキュメンタリスト、ルーク・ホランドが自身のルーツを探るために監督・撮影した。ホランドは本作完成直後の2020年6月、71歳で癌で亡くなった。