2021年2月、エリック・クラプトンは同年5月に予定をしていた恒例のロイヤル・アルバート・ホールでのライブを、世界中を襲っているパンデミックCOVID-19の影響のためにキャンセル。だが、クラプトンはすぐに旧知のメンバー、ネイザン・イースト、スティーヴ・ガッド、そしてクリス・ステイントンに声をかけ、無観客でのアコースティック・ライブを行うこととした。場所はロンドンの南、ウェストサセックスのカウドレイ・パーク内にある1875年に建てられたグレード2のビクトリア朝のカントリーハウス。クラプトンの膨大なレパートリーの中から、最終的にクラプトン自身のルーツを探求するような曲が並ぶ。また演奏自体にもこだわり、通常のライブでは表現し辛いが無観客のクローズドだからできる繊細な演奏を心掛けたという。