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愛のコリーダ 修復版

  • あいのこりーだしゅうふくばん
  • L'Empire Des Sens
  • In the Realm of the Senses
  • 平均評点

    73.1点(66人)

  • 観たひと

    94

  • 観たいひと

    3

  • レビューの数

    20

基本情報

ジャンル ラブロマンス / エロス / ドラマ
製作国 日本=フランス
製作年 1976
公開年月日 2021/4/30
上映時間 108分
製作会社 アルゴス・フィルム=オセアニック=大島渚プロダクション
配給 アンプラグド
レイティング R-18
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ ビデオ 他
音声
上映フォーマット デジタル

スタッフ

監督大島渚 
脚本大島渚 
製作代表アナトール・ドーマン 
製作若松孝二 
撮影伊東英男 
美術戸田重昌 
美術担当下石坂成典 
装飾荒川大 
音楽三木稔 
録音安田哲男 
照明岡本健一 
編集浦岡敬一 
衣装加藤昌廣 
美粧竹村幸二 
結髪大沢菊江 
演奏日本音楽集団 
スチール小山田幸生 

キャスト

出演藤竜也 吉蔵
松田英子 
中島葵 「吉田屋」のおかみ・トク
芹明香 同女中・松子
阿部マリ子 同・キヌ
三星東美 同・千恵子
殿山泰司 老乞食
藤ひろ子 「吉田屋」の女中頭・お常
白石奈緒美 芸者・八重次
青木真知子 「みつわ」の女中
東祐里子 同・芸者
安田清美 同・芸者
南黎 同・芸者
堀小美吉 同・芸者
岡田京子 半玉
松廼家喜久平 幇間
松井康子 「田川」のおかみ
九重京司 大宮先生
富山加津江 「満左喜」の女中
福原ひとみ 蛇の目の娘
野田真吉 小料理のおやじ
小林加奈枝 芸者・菊竜
小山明子 「満左喜」の芸者

(C)大島渚プロダクション

場面

解説

アートかエロスか? 松田英子、藤竜也がセックスと愛の極限を表現! 愛憎の果てに男性器を切り取るという昭和の日本を震撼させた「阿部定事件」を、大胆な性描写と圧倒的映像美で描き切った大島渚監督史上最大の 問題作が2Kデジタル修復版で蘇る。「夜と霧」などで知られるフランスのプロデューサー、アナトール・ドーマンから「ポルノを」と誘われた大島は、題材に阿部定を選び、ハードコアで作る構想にたどり着く。日本側のプロデューサーには若松孝二が迎えられた。検閲を逃れるため、日本で撮影されたネガフィルムを未現像のままフランスに送って編集し、日本に逆輸入して上映するという執念で作品を完成させる。1976年カンヌ国際映画祭で世界初上映され大絶賛を浴びるが、日本公開に際しては、税関検閲の段階でズタズタにされ、性描写などに多くの修正と一部のシーンカットがなされた。また、作品のシナリオと写真を掲載した書籍『愛のコリーダ』が三一書房から刊行されたが、その一部がわいせつ文書図画に当たるとして、東京地検はわいせつ物頒布罪で大島と出版社社長を起訴する。裁判で大島は「芸術か、わいせつか」ではなく「わいせつ、なぜ悪い」の論点で戦い、1979年東京地裁で無罪、1982年東京高裁の控訴審でも無罪を勝ち取った。2000年のリバイバル上映では、オリジナルプリントを新たにフランスから取り寄せ、本篇プリントはノーカットで、税関・映倫の精査によるボカシという修正のみで「愛のコリーダ2000」として公開された。今回は、ブラー処理、色調整、レストア作業などをほどこし、全面的に修正が行われ、初のデジタル素材となって全国公開される。

あらすじ

昭和11年。東京・中野の料亭の主人、吉蔵と仲居の定が出逢い、たちまち惹かれあう。数々の待合を転々として、昼夜を問わず体を求めあう二人の愛はエスカレートし、やがてお互いの首を絞めて快感を味わうなど、危険な性戯におぼれていく。定は吉蔵の愛を独占したいと願うようになり、ある日、吉蔵を殺して自分だけのものにしようと包丁を手にした。

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