中世ドイツ、バイエルン地方。ハウプトマン・ケーニヒ王国の若き王子ウィリアム(ウィリアム・ラグズデール)は、農民の娘ジェシー(クリスティ・スワンソン)と結婚の約束をしていたが、身分の違いから周囲の猛反対を受ける。駆け落ちに走った二人だったが、女王は魔術師(テリー・キサール)に命じ、ジェシーを人形にしてしまった。その魔法は1000年後に真実の愛に巡り合うまで解けないことになっていた。時は変って1990年のフィラデルフィア。地元のプリンス・デパートに就職が決まったジェイソン・ウィリアムソン(ウィリアム・ラグズデール)は、おカマの上司ハリウッド(メスハック・テイラー)と、ハウプトマン・ケーニヒ王国とのタイアップ・イベントの準備を進めていたが、そのイベントの目玉「田園の少女」こそ、あのジェシーであった。ジェイソンの愛により、魔法から解けたジェシーは20世紀のアメリカを満喫。楽しい日々を送っていたが、魔術師の子孫で、人形を我がものにしようと企んでいた王国の代表スプレッツェル伯爵(テリー・キサール)の魔の手が伸びてきた。追いつ追われつの末、ハリウッドらの協力もあり、ジェイソンはスプレッツェル伯爵を撃退、イベント会場には、逆に人形になってしまった伯爵の惨めな姿があった。