超肥満の主婦フランシーヌ(ディヴァイン)は、X指定の映画館のオーナーで亭主関白の浮気な夫エルマー(デイヴィッド・サムソン)をはじめ、家族中からないがしろにされて惨めな日々を送っていた。意地悪でお金に汚い義母ラルー(ジョニー・ルース・ホワイト)、ショッピング街で女性の足を踏むことを唯一の楽しみにしている息子のデイスター(ケン・キング)、そしてミーハー娘のルル(メリー・ガーリントン)はボーイフレンドとゴーゴーダンスに出かけてしまう。おまけに住民達はプラカードをかかげこの家を迫害する。莫大な財産を受け継ぎ掃除婦から転身、社交界へのデビューをひかえている親友カドルス(エディス・マッセイ)はフランシーヌをドライブに連れ出す。そこで出会ったプレイボーイと恋に落ちるフランシーヌ。足踏み魔として逮捕されたデイスターや妊娠したルルは、やがて更生し、彼らはみなでアメリカン・ファミリーを築くことを誓い合うのだった。