9歳の女の子ケイシー・プロドスキー(ドリュー・バリモア)が両親と離縁したい、とフィル・ハナー弁護士(アレン・ガーフィールド)のもとに告訴依頼にやってくるという前代未聞の出来事に、マスコミや彼女を応援する子供たちに囲まれて、父アルバート(ライアン・オニール)と母ルーシー(シェリー・ロング)の事情聴取が裁判所で始まった。時は1972年、UCLAの映画科教授の職が決まり、ヒッチハイクでロサンゼルスに向かうアルバートに泥をはねかけたのがルーシーの車だったのが事の始まり。数時間後、2人は偶然ドライブ・インで再会し、急速に親しさを増してゆき結ばれる。そしてアルバートと結婚した翌年、ルーシーはケイシー出産した。やがて映画プロデューサー、デイヴィッド・ケスラー(サム・ワナメイカー)との出会いにより、自らの脚本を監督する機会を得たアルバートは、次第に行き詰まってゆき、ルーシーと共同で脚本を書きあげ、成功を手にすることになるが、その作品はアルバートひとりで書いたことになっていることにより、名声は彼のみが手にすることでルーシーは不満を抱き始める。そしてアルバートが、次回作で一緒に仕事をすることになった女優ブレイク(シャローン・ストーン)に心を寄せていることを知ったルーシーは、ケイシーを連れて別居する。貧乏暮らしの続く彼女は、意を決して今までの不満をぶつけるように自伝小説を書き、一躍ベストセラー作家になった。やがてブレイクとの生活に破れ侘しい生活を送るアルバートはルーシーに復縁を迫り、彼女をあきれさせ大喧嘩になってしまう。そんな両親の間でうんざりするケイシーは、家政婦マリア(ホーテンシャ・コロラド)の世話をうけることにより親との離縁を決意するのだが……。