35歳のソフィー(ミランダ・ジュライ)はLAの小さなアパートでジェイソン(ハミッシュ・リンクレイター)と同棲4年目を迎え、それなりに幸せな生活を送っていた。ある日、2人はケガを負った迷い猫を動物シェルターに運び、パウパウと名付ける。2人はパウパウを引き取るまでの30日間、先延ばしにしていた行動を起こすために、仕事を辞め、インターネットを解約する。ソフィーは30日間、毎日新しいダンスを創ると決め、ジェイソンは環境保護団体のボランティアとして、木の訪問販売を始める。思うようにダンスを創れないソフィーは、苛立ちと焦りから、ついに諦めてしまう。そんなとき、動物シェルターで子持ちの年上男性マーシャル(デヴィッド・ウォーショフスキー)と出会う。一方、ジェイソンは、偶然知り合った老人の言葉から、自分とソフィーの人生はまだ“始まりの途中”だと気づく。しかし、ソフィーは家を出てマーシャルの元へ行く。現実を受け入れたくないジェイソンは、辛い未来が来ないように特殊な能力で時間を止める。マーシャルと暮らし始めたソフィーの時間は変わっていく。ジェイソンが時間を止めている間に、パウパウを引き取る日が過ぎてしまう。なんとか時を動かし始めたジェイソンと、マーシャルの家を出たソフィーはそれぞれシェルターに駆けつける……。