1865年、南北戦争直後。ネバダ州の公道に南軍の少佐マット・ステュワート(ランドルフ・スコット)は部下とともに北軍の金塊輸送の一隊を襲い、数人の部下を犠牲にして金塊を奪ったが、このときマットははじめて戦争の終結していたことを知った。マットらは上官ピータースン大佐のもとに金塊を運んだが、今度の襲撃はピータースンの私腹をこやすためと知って、憤激したマットの副官ロルフがピータースンを射殺した。マットは金塊を南部再建のために使おうとしたが、クインシィーらにひきいられた反逆の自警団くずれに襲撃された。マットはその時、1台の駅馬車を保護して行をともにしていた。その駅馬車には南軍の看護婦だったモリー・ハル(ドナ・リード)とその婚約者と称するケンパーが乗っていた。一行は、マットの部下のキャスが捕らわれた以外は無事襲撃をのがれ、ある駅停にたどりついた。だがここも追って来た自警団くずれによって包囲された。キャスはマットらの面前で縛り首になろうとしたが、救われた。ロルフはモリーを誘惑しようとしてマットにこっぴどく懲らされた。いっぽう、ケンパーは金塊の一部との交換条件でインディアンに隠まってもらえる善行賞メダルをマットに売ろうとした。マットは包囲脱出に失敗したのでケンパーからメダルを譲ってもらわざるを得なかった。モリーはこのことを知ってケンパーを軽蔑し、次第にマットにひかれていった。ロルフはモリーに関する争いで殺された。自警団くずれの一隊は遂に大襲撃をしかけて来た。死闘を重ねるうち敵は退却したが、マットらも、彼を含めて生き残ったものはわずかだった。マットと生き残りの部下ジェミーは平和な南部に向かおうとしたが、また思いなおして、モリーをさがしに引きかえした。