クラーク・ケロッグ(マシュー・ブロデリック)はニューヨーク大学映画学科に入学するため田舎から出てきた純情な青年。しかしそこは生き馬の目を抜く街、N・Y。駅を降りた途端に近づいてきた男ビクター・レイ(ブルーノ・カービー)に欺され、荷物と全財産を奪われる。教科書代も払えず途方に暮れている所、偶然再びビクターを発見、問い詰めるが相手にされず、かわりにと言って紹介されたアルバイト先がビクターの叔父でマフィアのドンのカーマイン・サバティーニ(マーロン・ブランド)の所。500 ドルくれると言われて引受けた仕事は何と、空港税関から絶滅寸前の保護動物コモド・オオトカゲを引き取ってくることだった。ルームメイトのスティーブ(フランク・ウェイリー)と共に無事仕事を完了したクラークはサバティーニに見込まれてしまい、一人娘のティナ(ペネロープ・アン・ミラー)と結婚してくれとまで言われてしまう。事態の展開に戸惑うクラークだが、サバティーニの目的は自らの主宰するグルメ・パーティで35万ドルするオオトカゲの料理を出すことだった。しかしそれがクラークの母親への電話から発覚、グルメ・パーティの当日、法務省の2人と“哺乳動物を守る会”の会長を務めるクラークの継父が会場の外で待ち受ける中、オオトカゲが調理台に乗せられるが、料理として出されたのは七面鳥の肉であり、さらにサバティーニらによって仕組まれた擬装殺人によって法務省の役人の目もくらますのだった。