1850年のメキシコ。アスール(スペイン語で「青」という意味)と呼ばれている若者ブルー(テレンス・スタンプ)は、アメリカ人だったが、幼い頃、両親がメキシコの革命家に殺され、盗賊の首領オルテガ(リカルド・モンタルバン)に育てられた。オルテガにはカルロス、ザビエル、アントニオ、マヌエルの4人の息子がいたが、ブルーをも、わが子同様にかわいがった。だがオルテガ一味は、貧しい農村を襲うほどに落ちぶれ、北上して豊かなテキサスを襲うしか生きる道がなかった。テキサスの小さな開拓者集落は、祭の最中。雑貨屋の店先で美しい娘ジョアンヌ(ジョアンナ・ペティット)を見つけたマヌエルは彼女を犯そうとした。そこへ現れたブルー。やはり彼は白人の血をひいている男だ。本能的にジョアンヌを助け、マヌエルを撃ち殺した。そこへ駆けつけたザビエルとアントニオ。ブルーを逃がしてやろうとするアントニオをザビエルは殺した。ブルーも瀕死の重傷。ジョアンヌの家へかくまわれ、やがて彼女の愛を受けた。だが彼女の父ドク(カール・マルデン)はブルーを、快く思わない。一方、オルテガは、息子ザビエルの説得で、今ではすっかり白人の生活をしているブルーを探しに行くことにした。だが対面したとき、オルテガの自尊心は、いたく傷つけられ、テキサスの開拓者全員を殺すといきまいた。そしてブルーは開拓者たちのリーダーとなり、心ならずも、育ての親と対決するはめとなった。開拓者側の損害も大きかったが、盗賊団は、いっそう、ひどかった。ザビエルは死に、カルロスは重傷を負い、オルテガはブルーと対決。ブルーの方が一瞬早かった。苦しい息の下からオルテガは、メキシコ側で死にたいと訴えた。ブルーはこの育ての親を運んだ。だが、この時、重傷のカルロスが最後の1弾を放った。ついにブルーも倒れた。オルテガに育ててもらったメキシコの地で……。