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コッホ先生と僕らの革命

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  • 平均評点

    73.9点(242人)

  • 観たひと

    375

  • 観たいひと

    58

  • レビューの数

    45

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 ドイツ
製作年 2011
公開年月日 2012/9/15
上映時間 114分
製作会社 deutschfilm GmbH=Cuckoo Clock Entertainment=Senator Film Produktion
配給 ギャガ
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ 不明
音声 ドルビーSRD
上映フォーマット 不明

スタッフ

キャスト

(C)2011 DEUTSCHFILM / CUCKOO CLOCK ENTERTAINMENT / SENATOR FILM PRODUKTION

解説

19世紀末、当時反英感情が強かった帝国主義下のドイツで初となる英語教師になり、自らの進退を顧みずイギリス発祥のスポーツであるサッカーを通じて生徒たちの自立や成長を促した男とその生徒たちを描いたヒューマンドラマ。後にドイツ・サッカーの父と呼ばれるコンラート・コッホを「イングロリアス・バスターズ」「グッバイ、レーニン!」のダニエル・ブリュールが演じる。他、「白いリボン」のブルクハルト・クラウスナー、「es [エス]」のユストゥス・フォン・ドーナニー、「善き人のためのソナタ」のトマス・ティーマらが出演。監督は主にドイツのテレビ番組制作に携わってきたセバスチャン・グロブラー。本作がデビュー作となる。

あらすじ

1874年、帝政ドイツ。ブラウンシュヴァイクにある名門校・カタリネウム校のメアフェルト・グスタフ校長(ブルクハルト・クラウスナー)に招かれて、オックスフォードに留学していたコンラート・コッホ(ダニエル・ブリュール)はドイツ初の英語教師として赴任してきた。しかし当時のドイツでは反英感情が高く、教室でもイギリスに対する強い偏見が待ち受けていた。授業を開始しようとした矢先、級長フェリックス・ハートゥングを先頭にクラスでただひとり労働者階級出身のヨスト・ボーンシュテットに罪を被せいじめているのを目の当たりにする。その日の夜に開かれたパーティで、コッホはフェリックスの父と会う。地元の名士でキリスト友会会長を務め、カタリネウム校に対しても多大な影響力を持つフェリックスの父(ユストゥス・フォン・ドーナニー)は、ドイツ帝国の教育は秩序と規律、服従がすべてであると考えていた。個性や自立を促す進歩的な教育を目指すコッホとの対立は、避けられなかった。英語を学ぶ意欲がからっきしない生徒たちを前に、コッホはある一計を立てる。生徒たちを体育館に集合させ、愛用の革製ボールを見せるコッホ。それは、サッカーボールだった。当時、体育の授業と言えば体操であり、触ったことのあるボールといえば医療用の重いボールくらいだった。生徒たちがコッホに倣いボールを蹴ると、たちまちサッカーの楽しさに目覚めて夢中になり、サッカー用語を通じて英語も熱心に勉強するようになる。スポーツ用品メーカー社長の息子オットー・シュリッカーは、ボール自体に興味を持ち、同様のものを作れないか試行錯誤する。またヨストはフォワードとして大活躍をし、各人の個性や才能が見え始めてきた。ある日、コッホたちが体育館でサッカーの試合をしていると、授業を見学しに来たキリスト友会のメンバーと校長にその様子を見られ、間の悪いことにヨストが蹴ったボールが牧師の股間に命中してしまう。キリスト友会会長であるハートゥングは激怒し、サッカーを禁止させなければコッホを解雇させると校長に詰め寄る。さらにヨストは退学処分の最後通告として補習室送りになり、彼の母親クララも、ヨストの将来を危惧しコッホを責める。サッカー禁止令に従うコッホだが、落ち込む生徒たちを見て、放課後は自由だと提言する。授業後、自発的にサッカーの練習をする生徒たちの熱意に触れ、コッホも本腰を入れて指導。次第にクラスは本物のチームとしてまとまっていくが……。

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