活気溢れるニューヨークの一角。音楽狂の15歳の少女ニッキー(ロビン・ジョンソン)は、今日もギターをかかえて自作の曲を演奏中だ。しかし、ボリュームをあげすぎたため、トラブルを起こし、精神障害の疑いをかけられ病院に収容されてしまった。そのころ<タイムズ・スクエア再開発>をめざす完全主義者の若手政治家デイビッド・パール(ピーター・コフィールド)の1人娘パメラ(トリーニ・アルヴァラード)は、孤独な気持ちを抑えることができず、深夜放送の人気DJジョニー・ラガーディア(ティム・カリー)に救いを求めた。ジョニーは、パメラの手紙を読みあげ、自由にはばたけと励ます。デイビッドは、そんな娘の状態を心配して病院に入院させるが、そこでパメラは、ニッキーと同室になり、ニッキーの男の子のようなエネルギッシュな性格に興味を抱いた。そして、こっそり病院をぬけ出し、ニュージャージーに向かう2人。パメラが誘拐されたと思い込むデイビッド。初めて父のもとを離れたパメラは、ニッキーと共に様々な体験をする。トップレス・バーで、幼いコスチュームで踊り、ニッキーは自作の歌を歌い、大好評を得る。これを影ながら見守るジョニー。3人の間には友情が芽ばえていた。やがて2人の少女はスリーズ・シスターズ(がらくた姉妹)と称し、そこらじゅうのTVを破壊しはじめた。しかし、この激しくベギラギラした生活は彼女らを疲れさせた。現実のきびしさを痛烈に感じたニッキーは自殺まで試みるが、これを救ったパメラの励ましで、遂に念願だったコンサートをタイムズ・スクエアで行なうことにする。当日、ラジオから流れるジョニーのインフオメーションで、タイムズ・スクエアにぞくぞく集まってくる少女たち。自作の歌を思いっきり歌った後、大歓声の中、ニッキーは、パメラに感謝の言葉を送ると、そのまま姿を消していくのだった。