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東京オアシス

  • とうきょうおあしす
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  • 平均評点

    57.6点(152人)

  • 観たひと

    247

  • 観たいひと

    33

  • レビューの数

    23

基本情報

ジャンル ドラマ / ラブロマンス
製作国 日本
製作年 2011
公開年月日 2011/10/22
上映時間 83分
製作会社 オアシス計画(バップ=シャシャ・コーポレイション=パラダイス・カフェ=スールキートス)
配給 スールキートス
レイティング 一般映画
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ フィルム
音声 ドルビーSRD
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督松本佳奈 
中村佳代 
脚本白木朋子 
松本佳奈 
中村佳代 
エグゼクティブプロデューサー大島満 
企画高野いちこ 
プロデューサー小室秀一 
前川えんま 
木幡久美 
撮影大橋仁 
美術松下祐三子 
音楽大貫妙子 
音楽プロデューサー石井和之 
主題曲/主題歌大貫妙子 
録音古谷正志 
照明大竹均 
編集普嶋信一 
衣裳/スタイリスト堀越絹衣 
ヘアメイク北一騎 
渡辺千尋 
ライン・プロデューサー関友彦 
スクリプター/記録天池芳美 
フードスタイリスト飯島奈美 

キャスト

解説

東京を舞台に、ふとした日常の中での人々の出会いを優しいタッチで描く。「マザーウォーター」の松本佳奈と本作がデビューとなる中村佳代が共同で監督。出演は「マザーウォーター」の小林聡美、「婚前特急」の加瀬亮、野田秀樹演出の舞台『表に出ろいっ!』でヒロインに抜擢された黒木華、「紙屋悦子の青春」の原田知世。

あらすじ

深夜の国道。喪服の女トウコ(小林聡美)が走るトラックに向って駆け出す。だが、その様子に気づいたナガノ(加瀬亮)が彼女を救う。トウコを乗せたナガノの車は高速道路を進む。自分が女優であり、衣装を着たまま撮影現場から抜け出してきたのだというトウコの話を半信半疑で聞くナガノ。彼もまた進む道を見失っていた。やがて、車は夜明けの海岸へ辿り着く。朝もやの風景が、水平線の先を見つめるトウコの心を優しく輝かせていった。とある夜。ふと立ち寄った小さな映画館で眠り込んでしまうトウコ。目覚めると、懐かしい知り合いのキクチ(原田知世)が立っていた。キクチはかつてシナリオライターだったが、あるとき突然辞めて、今は映画館で働いていた。辞めた理由を尋ねるトウコに、仕事や自分のことを感じるままに語っていくキクチ。この頃シナリオを書いていた頃のことを思い出す、と語るキクチに、トウコはまた書いてみるよう勧めるのだった。のんびりした動物園。トウコは、空っぽのツチブタの柵の前に佇む女ヤスコ(黒木華)に声をかける。“運に見放された女”を自称するヤスコは、美術大学を目指す浪人生だったが、自分に見切りをつけるため、動物園にアルバイトの面接を受けに来たという。面接にも多分落ちただろうと肩を落とすヤスコとともに園内をゆっくり回るトウコ。鳥の柵の前で2人は、天井に縁どられた小さな空を見つめる。そして、この世界のどこかの、たった1人で歩く生きものたちの事を思う。ヤスコにまっさらなはじまりの気配を感じながら、トウコは再び軽やかに歩き出した。東京で生まれる日常の中のふとした交わり。そんな瞬間を重ねながら、トウコの歩くテンポは定まることなく移り変わってゆく。それはまるで駆けてゆくような、流れるように伸びやかな、東京という街の持つ優しいテンポである。再び歩き出したトウコの前に、見慣れたはずの街が光り揺らめくように動き始めていた。

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