ワシントン州シアトル。特別捜査隊(SIU)のチームリーダー、イライジャ・ケイン(スティーヴン・セガール)は武術の達人。冷静沈着な右腕アンドレ・メイソン(ウィリアム・ビッグスリープ・スチュワート)、血の気の多いブレット・ラドナー(ウォーレン・クリスティー)、タフな美女ジュリエット・ソーンダーズ(ミーガン・オリー)、新任のサラ・モンゴメリ(サラ・リンド)を率いて、日夜、凶悪な犯罪事件の捜査に携わっている。麻薬密売ルートを追う彼らは、逮捕した売人の取り調べもそこそこに、郊外で起きた殺人事件の捜査に駆り出される。被害者は食料品店経営の中国人夫婦。ケインたちは裏の森に隠れて生き残った娘を保護する。そんな中、麻薬を大量に扱い始めた地元のゴロつき、ドミオンの名が浮上。チームは、売人とドミオンを仲介したストリッパー、クリスタルから聞き出した大口取引の行なわれるクラブへと向かう。メイソンが店内に潜入していると、ドミオンの手下が大金を持って入ってきた。しかし、ロシア人2人組が突然、彼を射殺して金を奪い逃走。銃撃戦になり、メイソンは負傷。サラはジュリエットと協力してラドナーの窮地を救う。ドミオン一味と敵対するロシア人密輸組織の存在が浮上する一方で、保護した娘の目撃証言から、女性警官ヤンコに中国人夫婦殺しの嫌疑がかかっていた。DNA照合の結果、ヤンコはクロと判明。ロシア人麻薬王ニコライ・プーチンに命じられ、見てはならないものを見てしまった中国人夫婦を口封じのために殺したのだった。だがヤンコ自身も保護拘置中に暗殺され、ドミオン一味も全員、惨殺死体となって発見される。プーチンに協力すると見せかけて麻薬を横取り、独自ルートでさばいていたことへの報復措置だった。プーチンは陸上の輸送に盗難車を使用していることが分かり、ジュリエットとサラは、車泥棒がたむろするクラブに潜入するが失敗。ケインは車泥棒を逮捕する作戦に切り替え、サラにおとり役を命じて、車泥棒の現行犯逮捕に成功する。そしてその男の証言をもとに、ケインたちは麻薬が陸揚げされる埠頭へと向かった……。