4年に1度、ワールドカップの中間年に開催されるUEFA欧州選手権・通称EUROは、UEFA(欧州サッカー連盟)が主宰するUEFA加盟国のナショナルチームによる選手権であり、ヨーロッパではワールドカップに次ぐ重要な大会と位置付けられている。2008年のEUROで、ヨーロッパのベストレフェリーに選出されたイングランドのハワード・ウェブは、決勝の主審を務めたいと強く望んでいた。しかし、彼がポーランド・チームに下したジャッジが、大きな波紋を呼ぶ。それは、ポーランド首相に“誰かを殺したい”と言わせるほどだった。そのほか、ロベルト・ロセッティが主審を務めた決勝の試合の模様も収録し、サッカーの試合を陰で支えるレフェリーの姿を映し出す。