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牛の鈴音

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  • 平均評点

    74.5点(44人)

  • 観たひと

    84

  • 観たいひと

    6

  • レビューの数

    13

基本情報

ジャンル ドキュメンタリー / ドラマ
製作国 韓国
製作年 2008
公開年月日 2009/12/19
上映時間 78分
製作会社 スタジオ・ヌリンボ
配給 スターサンズ=シグロ
レイティング 不明
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ フィルム
音声 ドルビーSR
上映フォーマット 35mm

スタッフ

キャスト

解説

農夫と1頭の牛の絆を描くドキュメンタリー。普通15年ほどが寿命の牛が40年も生き、老夫婦と働いてきた日常を淡々とカメラに収めた本作が、本国で驚異的な観客動員を記録。監督はテレビ演出家出身で、本作が映画初監督となるイ・チュンニョル。プサン国際映画祭最優秀ドキュメンタリー賞ほか、国際映画祭での受賞多数。

あらすじ

牛の寿命は15年ほどであるが、79歳の農夫・チェ爺さんが30年間ともに働いてきた牛は、40年も生きている。お爺さんは耕作機械を使おうとせず、また、牛が食べる草が毒になるのを防ぐため農薬も使わなかった。そんなチェ爺さんに長年連れ添ってきたお婆さんは、不平不満が尽きない。しかしある日、かかりつけの獣医が、牛は今年の冬を越せないと告げる。冬、お爺さんは牛市場で新しい雌牛を買う。春、若い牛が雌の仔牛を産む。雌の仔牛はお金にならないため、お婆さんはがっかりする。お爺さんは市販の飼料を使わず、夜明けから牛のエサを黙々と作る。夏の終わりに大雨が降り、田んぼが水浸しになる。チェ爺さんは時々、頭が痛いと言うようになる。夫婦で老いぼれ牛が引く荷馬車に乗って町の病院に行くと、医師はお爺さんに働くのを控えるよう忠告する。病院の帰り、2人は写真館で、遺影用の写真と記念写真を撮影する。ある日、仔牛が逃げ出してお爺さんに体当たりしたため、お爺さんは仕方なく仔牛を売る。老いぼれ牛は、お爺さんとお婆さんが乗ると立ち止まってしまうようになる。お爺さんは牛を気遣い、お婆さんに降りろと怒鳴る。韓国のお盆に当たる秋夕、9人の子供たちが家族を連れてやってくる。お婆さんに頼まれた子供たちは、牛を売って隠居するようお爺さんを説得するが、お爺さんは答えない。秋、収穫を迎えると、次男に頼まれた近所の人が、トラクターで稲刈りを手伝いに来る。お爺さんは、機械でやると米がいくらか無駄になると言い張る。お爺さんが足に怪我をする。お婆さんに説得され、お爺さんは渋々、牛を牛市場に連れていく。しかし、牛の目から涙が落ちるのを見て、手放すのをやめる。お爺さんは、若い牛の訓練を始める。冬、老いぼれ牛が動かなくなる。お爺さんは、30年間つけていた鼻輪と鈴を外した。お爺さんが天国に行けよと声を掛けると、牛は一瞬首を振り、動かなくなる。

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