ボクシングで挫折し、目標もなくなんとなく大学に進学した駿一(柳下大)は、偶然から書道に出会い、心惹かれていく。書道に自分の進む道を見つけた駿一は書道部に入部、全国大学書道大会に向けて特訓を始める。その気合に影響され、それまで書道と真剣に向き合っていなかった仲間の部員たちも練習に打ち込むようになっていく。書道を通じて人間としても成長していく駿一と書道部員たち。一方、駿一の幼なじみでボクシングジムの練習生、健太郎(古原靖久)はプロテストを目指してトレーニングの日々を送っていた。書道とボクシング。進む道は異なるが、目指すものの大きさに変わりはない。2人は互いに励ましあい、切磋琢磨しながら絆を深めていく。朝から夜明けまで墨にまみれて書と向き合う駿一たち。筋トレ地獄や百本写経など様々な課題をクリアし、コンクールに向けた作品作りに挑む。そして健太郎にもプロテストの日が近づいてくる。