ある休日の昼下がり。郊外のハイウェイで茂雄(吹越満)、康子(荻野目慶子)、高校生の麻美(中島愛里)、小学生の良太(小杉彩人)の一家は、ミニバンでドライブを楽しんでいた。しかし車が林の中の一本道に差しかかったとき、白い服を着た男・相原(いしだ壱成)が銃を構えて道を塞ぐ。運転する茂雄は急ブレーキをかけるが、車は相原をはねる。相原が立ち上がると、黒い服を着た男・次郎(植田浩望)が現れ、相原に何発も発砲する。さらに赤い服を着た女・理沙(夏目ナナ)が、一家に向けて銃を向ける。次郎と理沙は車に乗り込むと姉弟に銃を向け、車を出すよう命じる。3人は逃走中の強盗犯で、仲間割れをしていた。次郎の命じるまま、車は立入禁止となっている山道へ進んでいく。すると突然カーナビの画面が赤く染まり、タイヤがパンクしてしまう。次郎に命ぜられ、茂雄は近くの村まで車を調達しに行く。その途中、茂雄が古い墓地に足を踏み入れると、何かに憑かれたようになる。茂雄は土から刀を掘り出し、自分の首を切り落とす。噴き出した血が墓地に降り注ぐと、墓から鎧を着けた武者・サムライゾンビが蘇る。茂雄の生首を持ったサムライゾンビは、茂雄の帰りを待つ一行の前に現れ、彼らを襲う。次郎と理沙は銃で撃つが、ゾンビには効かなかった。理沙が車を強引に動かし、ゾンビを轢く。ゾンビが動けなくなった隙に、一行は無人の廃村に逃げ込む。そこは、戦国時代からおぞましい因縁に祟られ、立入禁止に指定された“八鎗塚村”だった。強盗を追う2人の警官も、その村にやってくる。そこに、数が増えたサムライゾンビが現れ、人間たちの首を刈っていく。