タイのバンコク。中国系のストリート・ギャング、キエンとその妹ツは、チャイニーズ・マフィアの赤竜会から赤竜像を盗み出す。盗みの「仕事」を依頼したのは、バンコクの裏社会の支配を企む若き日本人ヤクザのキタノだった。しかしキエンとツは、キタノに対し不信感を抱き、強奪計画は失敗に終わったと報告する。その頃ロンドンでは、ジムの経営者のレオがYAMAKASIのメンバーたちに、バンコクにジムを開くと宣言する。翌日、選ばれたローガン(シャルル・ペリエール)を始め、ヤギー(ギレン・ヌグバ・ボイェケ)、ヤン(ヤン・ノウトゥラ)、ウィリアムス(ウィリアムス・ベル)、ケンジー(マリク・ディウフ)らがバンコクに向かった。着くや否や、キエン率いるストリート・ギャング団がYAMAKASIを襲う。キエンは、YAMAKASIたちがチャイニーズ・マフィアに雇われバンコクまでやってきた殺し屋集団だと勘違いしたのだ。しかし、兄キエンの強引なやり方に反発するツは、密かにローガンに接近。ローガンはツを捕らえるが、いつしか二人は魅かれ合うようになる。そんな中、キタノは赤竜会のボス、ウォンの息子の誘拐をストリート・ギャングに命令する。しかしレオとヤギーとヤンが彼らのアジトを襲い、仲間割れを起こしたキエンは孤立する。一方、ツは赤竜像の強奪とウォンの息子が狙われていることをウォンに告げ、ウォンは打倒キタノを部下に命じる。一方、キタノは自分の手下とストリート・ギャングを使い、ローガンに致命傷を負わせてしまう。