2005年4月23日に開催されたスペインリーグ、レアル・マドリード対ビジャレアル戦。サッカー界のスーパースター、ジネディーヌ・ジダンを、ヨーロッパで初めて使用される高解像度カメラを含むシンクロされた17台のカメラで追い、300倍のズームやハイ・ビジョンなど様々な最先端技術を駆使してピッチ上の視点そのままに撮影。360度の展望を実現するこのカメラの大群は観る者を多次元空間へと誘い、ゲーム全体を通じて選手と共に動き回る感覚を味わうことになる。サッカーの試合時間は90分。この映画の長さもまた同じである。カメラはボールの行方に関わりなくジダンだけを追う。ベッカムやロナウドらチームメイトとのやりとりを、ハリウッドが誇る最高のサウンド・エンジニアによる臨場感溢れるサウンドと、誰も観たことのない迫力の未体験映像で魅せる、ドキュメンタリーを越えたかつてない全く新しい“体験”だ。劇中音楽は、人気ロックバンド、モグワイが担当している。カメラは観る者を多次元空間へと誘い、ゲーム全体を通してジダンと共に動き回る感覚を味わうことになる。