21歳のルーシーは、イギリスの大富豪サー・ジョージ(ロジャー・ムーア)の娘だが、上流社会の偽善に反発して、自然保護のボランティアとして働いていた。そこへ父の自殺の報。故人の遺言で1億3千万ドルの遺産は“メガソン”レースの賞金として寄付されることになった。だが、それにはルーシーの参加が条件だった。レースに参加するため、世界中から腕自慢の選手や欲にかられた親族たちが集まってきた。出場を悩むルーシーは亡き父からの1通のメッセージで出場を決意する。“メガソン”とはスキー、マウンテンバイク、フライミング、カヌー、ボブスレーなどの総合競技だ。異母兄弟のダドリー(ジョフリー・ムーア)、アレキサンドリア(サイモン・シェパード)らと最初は反発し合っていたルーシーも競技が続くうち心打ちとけていく。そして最後に現れたのは、何と死んだはずの父だった。レースを終了して、父と娘は本当の絆で結ばれていた。