雨が降りしきるある日、ゴミ捨て場で妊娠中の女子高校生の死体が発見された。その隣には、女子高校生の胎児と思われる死体も引きずり出されていた。続いてバスの中で臨月の女性の死体も発見され、腹部が切り裂かれていた。これらの手口は、1年前に起きた6つの殺人事件と非常に酷似しており、その犯人シン・ヒョン(チョ・ソンウ)は死刑囚として刑務所に収監されていた。シン・ヒョンは“この世界を救えるのは、神の意思に背いた女性たちを殺害すること”と、殺人による世界の救済を訴えるべく犯行に及んだのだった。果たして彼の模倣犯による犯行だろうか?事件を担当するのは、女性刑事キム・ミヨン(ヨム・ジョンア)と、同僚刑事のカン・テヒョン(チ・ジニ)。1年前、婚約者をシン・ヒョン事件のせいで失ったミヨン刑事は、シン・ヒョンに激しい憎しみを持っていた。私情を持ち込まないよう冷静に捜査にあたろうとするミヨンだが、第3、第4の殺人事件が起きてしまう。そしてミヨンもカンも、牢獄にいるシン・ヒョンに翻弄され、狂気の世界へ引きずり込まれていく