1995年11月、フィリピン政府がスモーキーマウンテンと呼ばれる巨大ゴミ捨て場を閉鎖したことにより、ゴミ拾いを生活の糧としていた人たちが隣接するケソン市パヤタ・ゴミ捨て場に移り住んだ。ところが2000年7月、1週間続いた台風の雨により崩落事故が発生。1000人に及ぶ住民が犠牲となり、政府はこのゴミ捨て場も閉鎖することを決定する。こうして、人々は再び生活の糧を奪われた。12歳のニーニャ一家、妊娠中のノーラ一家、水頭症に苦しむアレックス一家も、そんな厳しい状況下の中、ひたすらゴミの来る日を待ち続ける。そして4ヶ月後、政府はゴミ捨て場の再開を決定。歓声をもってゴミの到着を迎える住民たちは、再び生活の糧を得ることとなる。