都会育ちの子ダニー(ロン・マッカリスター)は仕事をみつけに南ユタ山地にあるナメシ皮工場にやって来たが、工場は破産しかかっていた。この土地の射撃の名人トム・エドガー(プレストン・フォスター)はかつて、ダニーの母に求婚して、彼女の弟ギル(フォレスト・タッカー)にさまたげられ二人の間には血まで見たことがあるが、ダニーの身の上を知って引き取ろうとした。過去のいきさつを知っている農場主マット(アーヴィング・ベーコン)はトラブルが起きるのではないかと心配したが、はたしてギルもダニーに一緒に住まないかと持ちかけ、トムと喧嘩を起したダニーはマットの娘ドリス(ペギー・アン・ガーナー)と仲良く暮らす一方、トムは山地に出没するビック・キャットと呼ばれる兇獣を求めて歩いていたが、ある日ダニーがトムの銃を森の中に置き忘れた時、兇獣はトムを襲って彼を殺害した。自責の念にかられたダニーは、獣のあとをつけてついにこれを銃殺し、ドリスを妻とするため山を下りることになった。