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高度7000米 恐怖の四時間

  • こうどななせんめーとるきょうふのよじかん
  • Four Hours of Terror
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  • 平均評点

    58.6点(23人)

  • 観たひと

    42

  • 観たいひと

    2

  • レビューの数

    6

基本情報

ジャンル サスペンス・ミステリー
製作国 日本
製作年 1959
公開年月日 1959/9/30
上映時間 76分
製作会社 東映東京
配給 東映
レイティング
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督小林恒夫 
脚本舟橋和郎 
企画根津昇 
撮影藤井静 
美術藤田博 
音楽木下忠司 
録音小松忠之 
照明城田昌貞 
編集長沢嘉樹 

キャスト

出演高倉健 山本桂三
今井俊二 
久保菜穂子 大野みどり
小宮光江 並木蓉子
大村文武 木田正太郎
梅宮辰夫 藤尾
中原ひとみ 石川和子
加藤嘉 小林
風見章子 小林ふじ子
殿山泰司 佐々田鉄平
ハロルド・S・コンウェイ ウィリアム
マリアンヌ・R・クリスプ アリス
有坂サチオ 信一
小島洋々 信一の祖父
不忍郷子 信一の母
滝謙太郎 信一の父
丘さとみ 山本絹代
金子明夫 
浦野みどり 森弘子
岡村文子 老婆
左卜全 老爺
岸井明 力士
トニー谷 徳山老
豊野弥八郎 学生A
都健二 学生B
光岡早苗 ホステスA
佐山二三子 ホステスB
須藤健 乗務員監督
岩城力 ディスパッチャー
増田順司 運抗課長
友野博司 無電係
石島房太郎 警備本部長
岡野耕作 係員
神田隆 幸田翼部
菅沼正 刑事
高田博 記者A
田川恒夫 記者B
高原秀麿 記者C
北峰有二 記者D
伊藤慶子 バスガール

解説

旅客機の乗客中に殺人犯がまぎれこんでいたという設定のサスペンス・ドラマ。「海軍兵学校物語 あゝ江田島」の舟橋和郎の脚本を、「疑惑の夜」の小林恒夫が監督し、「埠頭の縄張り」の藤井静が撮影した。

あらすじ

一三時五〇分羽田発仙台経由北海道行“ダグラスDC-3”の乗務員は次の四人である。機長は山本で、飛行時間五〇〇〇時間をもつエキスパート。副操縦士の原は、山本の妹と恋仲だ。スチュワーデスは大野と並木の二人。--空港ロビーのテレビに、殺人強盗現場が映し出された。兇器は拳銃、容疑者として木田正太郎が指名された。左足は義足だという。“ダグラスDC-3”は離陸した。乗客の和子の眼が、同席の石川の左足に釘づけされた。義足。背広のネームは「石川」でなく「木田」。殺人犯に違いない。逃げようとする和子を、木田の眼ざしが制止した。拳銃が出された。機が下降し、ネーブルが木田の足許に転った。並木が拾おうとした時、木田の拳銃を見た。木田は操従室に入りこんだ。山本は、乗客の生命に害を加えないなら、八戸空港で木田を逃すことを約束した。機は滑走路に向ったが、そこには警察の手が廻っていた。約束が違うと木田は拳銃を発射、機は八戸を去った。山本はトリックを試みることにした。木田に海岸へ下降するとみせかけ、高度七〇〇〇米まで上昇するのだ。酸素の欠乏が、木田を曚朧とさせ、その間に拳銃を奪おうというのである。高度七〇〇〇米。機首が上向きになった途端、木田は機の最後尾までふっ飛んだ。木田は失神、客席に縛られた。だが、木田が射抜いた銃弾によって、滑走に必要な機の脚が故障した。山本と原は、機体の振動によって脚を出そうと試みた。乗客のたびかさなる不安。最後の試みが成功した。急上昇したはずみに、脚が胴体より飛び出た。機は滑走路を真直に滑った。一七時五〇分、数々の危機を体験した“ダグラスDC-3”は、千歳飛行場に着陸した。

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