男性      女性

※各情報を公開しているユーザーの方のみ検索可能です。

NEWS

KINENOTE公式Twitter

海底から来た女

  • かいていからきたおんな
  • ----
  • ----


  • 平均評点

    62.5点(22人)

  • 観たひと

    36

  • 観たいひと

    4

  • レビューの数

    2

基本情報

ジャンル ラブロマンス / ファンタジー
製作国 日本
製作年 1959
公開年月日 1959/9/13
上映時間 76分
製作会社 日活
配給 日活
レイティング
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ シネスコ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督蔵原惟繕 
脚色石原慎太郎 
蔵原弓弧 
原作石原慎太郎 
企画高木雄行 
撮影山崎善弘 
美術千葉一彦 
音楽佐藤勝 
録音古山恒夫 
照明熊谷秀夫 
編集鈴木晄 

キャスト

出演川地民夫 敏夫
水谷貞雄 克彦
武藤章生 ガンちゃん
内田良平 
杉山俊夫 男A
杉幸彦 男B
林茂朗 男C
須藤孝 男D
葵真木子 女A
江端朱実 女B
夏今日子 女C
桧多加子 女D
浜村純 藤作
隅田恵子 女主人
井東柳晴 主人
筑波久子 少女
横山運平 源爺
草薙幸二郎 勝造
河上信夫 警官
本間文子 婆や
山田禅二 漁師A
青木富夫 漁師B
澄川透 漁師C

解説

海辺に結ばれた少女と少年の神秘的な恋を描いた石原慎太郎の『鱶女』を映画化したもの。原作者自身と蔵原弓弧が脚色、「爆薬に火をつけろ」の蔵原惟繕が監督、「世界を賭ける恋」の山崎善弘が撮影をそれぞれ担当した。

あらすじ

敏夫はヨット・ファラオン号で走り疲れた体を入江に横たえ、崖の上でハーモニカを吹いていた。それを聞いていた小説家の堤は、敏夫のヨットに乗っていた美しい黒髪の少女のことを彼に聞いた。少女と同船したおぼえのない敏夫は、堤の頭がオカシイのではないかと思った。その夜は嵐で海が荒れた。翌朝、敏夫はヨットをみにいくと、黒髪の少女が全裸で生魚をかじっていた。彼が近づくと少女は海中に飛びこみ、姿を消した。村の新作青年が鱶に食い殺されるという怪事件が起った。彼の家では三代つづいて息子が奇禍に会い、その時には必ず不思議な女が現われるという。その夜、敏夫のベッドに血のついたシャツで身体を隠した例の少女が現われた。彼女は無邪気に話かけ、二人はいつしか仲良しになった。少女はその晩帰らなかった。翌日、少女に案内されて海にもぐり、新作の死体を発見した。敏夫の報せで村は大騒ぎ、新作の祖父は少女をみてふるえ出した。その夜、少女は来なかった。翌日、彼女の姿はどこにも見当らなかった。ある日、登山に出かけた敏夫は別荘に電話をかけた。そこには兄の克彦と少女がいた。彼は不安に襲われた。翌日、克彦は少女と海に出て死んだ。東京から母もかけつけた。少女が鱶の化身だから殺せと、新作の家族がいってきた。敏夫は少女を守る決心をした。家の者が彼を部屋に檻禁した。ヨットに隠れていた村の者たちは、少女が現われるのを待った。暗い海面が揺れ、少女が現われた。一本、二本、三本……鋸を少女めがけて打ちこんだ。夜をつんざく悲鳴、みる間に少女の体は巨大な鱶に変った。一瞬!尾ヒレをふったとおもうと、鱶は海中に姿を消した。翌朝、海は何事もなかったように静かだった。敏夫は思い出の海に向ってかけだした。海に入って敏夫は、力のかぎり、どこまでも、どこまでも、沖に向って泳いでいった。

関連するキネマ旬報の記事

1959年9月下旬号

日本映画紹介:海底から来た女