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かげろう笠

  • かげろうがさ
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  • 平均評点

    63.4点(18人)

  • 観たひと

    29

  • 観たいひと

    1

  • レビューの数

    6

基本情報

ジャンル 時代劇
製作国 日本
製作年 1959
公開年月日 1959/1/27
上映時間 87分
製作会社 大映京都
配給
レイティング
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督三隅研次 
脚本犬塚稔 
企画辻久一 
製作三浦信夫 
撮影今井ひろし 
美術太田誠一 
音楽斎藤一郎 
録音林土太郎 
照明加藤庄之丞 

キャスト

出演長谷川一夫 関戸の弥太郎
香川京子 菊姫
新珠三千代 おしげ
中村鴈治郎 荻須湍庵
田崎潤 坂本多治馬
舟木洋一 賀川孫三郎
荒木忍 岡村十郎兵衛
杉山昌三九 磯貝七五三造
清水元 上原修理輔
光岡龍三郎 鴻の巣の雲助
上田寛 音作
羅門光三郎 梅鉢三五郎
香川良介 藤崎頼母
伊達三郎 五斗屋勘兵衛
原聖四郎 宅間伴之進
天野一郎 渡船の客
五代千太郎 湍庵の弟子
西岡タツオ 勧久
阿部脩 五斗屋の用心棒
浅尾奥山 寧信
大美輝子 お民
小林加奈枝 船客
金剛麗子 お鹿
平井岐代子 菊姫の乳母
片岡半蔵 加太平
芝田総二 医者
藤川準 五斗屋の子分
玉置一恵 船頭
堀北幸夫 五斗屋の子分
横山文彦 渡船の客
岩田正 渡船の客
清水明 鴻の巣の雲助
福井隆次 五斗屋の子分
河田好太郎 鴻の巣の雲助
沖時男 船客
愛原光一 鴻の巣の雲助
桜井修 三五郎の壺振り
春日清 五斗屋の代貸
神脇絵津子 おつる
仲上小夜子 船客

解説

「水戸黄門漫遊記(1958 三隅研次)」の三隅研次が監督する、長谷川一夫、香川京子の股旅物。脚本は「東海道の野郎ども」の犬塚稔、撮影は「水戸黄門漫遊記(1958 三隅研次)」の今井ひろしがそれぞれ担当。

あらすじ

信州高遠藩、内藤駿河守の娘菊姫は盲だった。留守家老岡村十郎兵衛は、駿河守のいないうちに、菊姫を廃嫡してお家乗取りを企んだ。姫の伝育役上原修理輔は姫の危険を感じて、秘かに姫を江戸に送ることにした。十郎兵衛は腹心の坂本、磯貝らをして、道中で姫を暗殺するよう命じた。この時、同じ道中を気ままな旅を続ける風来坊の関戸の弥太郎は、偶然、菊姫の難を救い、彼女を江戸まで送ることになった。二人は江戸についたが屋敷には行かなかった。弥太郎は髪結のおしげにおしえられ、江戸一の眼科医荻須湍庵に菊姫をみせた。彼女の眼は必ず癒ることがわかった。それ以来、弥太郎はバクチを打って、生計費と治療代を稼いだ。弥太郎は姫の眼が癒らないのは不浄の金のせいだと思い、土方などをした。菊姫は弥太郎はヤクザではなく、立派な侍だと思いこんでいた。手術が近くなったある日、弥太郎はまた賭場に行った。そこでイカサマがばれたことから、梅鉢一家の用心棒になった坂本に姫の居所を知られてしまった。手術の最中にあばれこんだ坂本を、湍庵と弥太郎は身をもって追払った。そして弥太郎はおしげに姫こそは大名の娘だといって、どこかに姿を消した。菊姫の眼が開いて、国元から用人の藤崎頼母がお家騒動の解決にやって来た。しかし姫の心は浮かなかった。四日経っても姫は目隠しを取ろうとしなかった。大恩ある弥太郎をみるまでは。その夜、一人静かに琴を弾く菊姫の部屋へ、弥太郎は忘れた長脇差をとりにやって来た。その気配を知って姫は目隠しを取り、弥太郎をみた。しかし、弥太郎は血を吐く思いで逃去った。次の朝、内藤家迎えの駕籠にのった菊姫は、おしげに弥太郎に会えぬなら、今一度眼をふさぎたいといった。姫の行列を見送る群集の中に、寂しそうな弥太郎の姿がみえた。

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