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源氏九郎颯爽記 白狐二刀流

  • げんじくろうさっそうきしろきつねにとうりゅう
  • The Swords of Mystery
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  • 平均評点

    55.3点(40人)

  • 観たひと

    73

  • 観たいひと

    4

  • レビューの数

    6

基本情報

ジャンル 時代劇
製作国 日本
製作年 1958
公開年月日 1958/3/11
上映時間 87分
製作会社 東映京都
配給
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督加藤泰 
脚色加藤泰 
原作柴田錬三郎 
企画辻野公晴 
小川貴也 
撮影坪井誠 
美術塚本隆治 
音楽高橋半 
録音野津裕男 
照明岡田耕二 
編集宮本信太郎 

キャスト

出演中村錦之助 源氏九郎
河野秋武 今出川兼親
大川恵子 今出川志津子
清川荘司 比嘉忠則
柳永二郎 播州屋十兵衛
八汐路佳子 播州屋お島
岡譲司 新海一八郎
上田吉二郎 犬山有隣斎
岸井明 祇園東兵衛
浜田伸一 虎屋源八
津村礼司 佐分利多門
森島欣作 旅川一平
島田秀雄 大貫次郎太
大文字秀介 小橋権左衛門
明石潮 伊藤紀伊守
杉狂児 富田牛生
浦里はるみ 富田とし枝
里見浩太朗 幸田鱒二郎
高松錦之助 米良安盛
丘さとみ 米良お鈴
山口勇 山口寅之助
由利徹 由利五兵次
南利明 南秋之進
沢田清 田中銀介
佐々木松之丞 谷甚之助
赤木春恵 谷お春
源八郎 源文四郎
山田光子 源お芳
富久井一朗 島原七五三
中村歌昇 桜小路忠房
中村時之介 梅松
R・ヘムスター サンディ
ヘレン・ヒギンス マリー
ジョニ・ジャック ジョン
ジョージ・グリーン 事務長

解説

「源氏九郎颯爽記 濡れ髪二刀流」の続篇で、面白倶楽部に連載された柴田錬三郎の原作を、前篇を監督した加藤泰が今度は脚色も担当している。撮影は「江戸の名物男 一心太助」の坪井誠。出演は「江戸の名物男 一心太助」の中村錦之助を筆頭に、丘さとみ、大川恵子、浦里はるみ、河野秋武、柳永二郎、それにファッション・モデルのヘレン・ヒギンスも加わっている。色彩は東映カラー。

あらすじ

兵庫の港町に上陸した九郎は、尊皇攘夷の悪夢に踊る人人、貧乏公郷今出川兼親と許婚の志津子、浪人比嘉忠則に不逞の襲撃を浴びた英人船長の娘マリーと従者ジョンを救った。そして、それを機に大阪奉行兵庫勤番所与力の富田と同心の幸田らと知己となり、同心長屋にしばしの宿を定めた。一方兼親らも同じく尊皇攘夷を口にする浪人犬山と相識り、そのかくれ家に伴なわれた。そこには、かつての海賊、今は大阪奉行をも篭絡する密貿易商播州屋十兵衛とその配下新海たちが義経の遺宝に眼を光らせていた。兼親はかつて九郎に思慕を抱いていた志津子を彼の許に向け、京都より志津子の兄桜小路忠房を呼び寄せた。志津子に誘い出された九郎は、犬山らの浪人たちに襲われたが、急を聞いて駈けつけた幸田、富田らに救われた。が、更に播州屋の手は九郎の仮住居同心長屋に及び、焼き討ちをかけてきた。長屋の一同を逃した九郎は、秘剣揚羽蝶の活躍でその場を切り抜けた。忠房を仲介に播州屋と顔を合せた九郎は、彼の卑劣な眠り薬の奸計に今はこれまでと思われたが、志津子の必死の働きにより脱出に成功した。やがて、一味から離れた志津子を連れた九郎は源九郎判官義経の真の宝を見せようと無人島へ向ったが、二人の後を兼親と播州屋、新海がそれぞれつけていた。宝庫の前、播州屋も新海も九郎に倒された。宝物が無いことに呆然自失する兼親に九郎は、祖先義経が私に遣したのは観音慈悲の心と言う。涙する志津子や幸田たちを残し、九郎は再び何処ともなく去って行った。

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1958年5月下旬号

日本映画批評:源氏九郎颯爽記 白狐二刀流