男性      女性

※各情報を公開しているユーザーの方のみ検索可能です。

NEWS

KINENOTE公式Twitter

満員電車

  • まんいんでんしゃ
  • ----
  • ----

amazon


  • 平均評点

    67.5点(77人)

  • 観たひと

    115

  • 観たいひと

    7

  • レビューの数

    18

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1957
公開年月日 1957/3/27
上映時間 99分
製作会社 大映東京
配給
レイティング
アスペクト比
カラー/サイズ モノクロ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督市川崑 
脚本和田夏十 
市川崑 
企画土井逸雄 
製作永田秀雅 
撮影村井博 
美術下河原友雄 
音楽宅孝二 
録音渡辺利一 
照明米山勇 

キャスト

出演川口浩 茂呂井民雄
笠智衆 茂呂井民雄の父権六
杉村春子 茂呂井民雄の母乙女
小野道子 壱岐留奈
川崎敬三 和紙破太郎
船越英二 更利満
潮万太郎 山居直
山茶花究 駱駝麦酒社長
見明凡太朗 総務部長
伊東光一 場場博士
浜村純 大学総長
入江洋佑 若竹
袋野元臣 曾根武名夫
杉森麟 歯科医
響令子 歯科医の奥さん
新宮信子 女歯科医
葉山たか子 看護婦
半谷光子 看護婦
佐々木正時 洋服屋
酒井三郎 学生課長
葛木香一 小学校々長
泉静治 教頭
杉田康 教師
花布辰男 工場長
高村栄一 営業部長
春本富士夫 給与課長
南方伸夫 人事課長
宮代恵子 百貨店の女店員
久保田紀子 映画館の女
直木明 体格の良い男
志保京助 蒼白い顔の男
此木透 無精たらしい男

解説

大学卒業の青年を通して社会の真実の姿を描く異色作。脚本は「日本橋」の和田夏十と市川崑の協同執筆になり、同じく市川崑が監督する。撮影は「愛の海峡」の村井博。主なる出演者は「慕情の河」の川口浩、「大阪物語」の小野道子、「朝の口笛」の船越英二、ほかに川崎敬三、杉村春子、笠智衆、潮万太郎、見明凡太朗、山茶花究、入江洋佑など。

あらすじ

茂呂井民雄は平和大学を卒業し駱駝麦酒株式会社に就職した。日本には我々が希望をもって坐れる席は空いてない。訳もなくはりきらなくては、というのが彼の持論。社員講習の日、一の関の高校の教師となって行く同窓の壱岐留奈に逢い二人は軽くキスして別れた。講習が済むと民雄は尼ヶ崎へ赴任した。そこで彼は同僚、更利満から「健康が第一、怠けず休まず働かず」というサラリーマンの原則をきかされる。ある日、故郷の父から母が発狂したと知らせてきた。民雄は平和大学生課に月二千円で母の発狂の原因、治療を研究する学生を依頼した。応募したのは和紙破太郎。彼は民雄の父に会い市の有力者であることを利用して精神病院の設立を約束させる。ある日民雄の許に、県の財政縮小で整理された留奈が訪ねて来、生きるために結婚を迫った。しかし気持はあっても毎月の失費に追われる彼としては断るほかなく彼女はあっさり帰って行く。その後、民雄は膝の痛みでうった注射に苦しみ高熱のため髪が真白になってしまう。そこへ気狂いになった筈の母がきて、狂ったのは父だときかされる。民雄は病院で和紙に会い父を利用した彼を難詰する。そしてチャンスを利用する三段とびの持論をふりまわす和紙はそのゼスチュアの勢いが余ってバスにはねられ、止めようとした民雄は電柱に頭をぶっつけて昏倒。目がさめると髪はもとの黒。看護婦は精神に休養を与えたからだという。しかし尼ヶ崎に帰った彼はクビになっていた。安定所で職を求める彼に小学校の小使の口。そして群衆の中でばったり留奈に逢った彼は嬉しさの余り結婚を申込むが既に彼女は小使と結婚していた。そして--ある小学校での入学式に万国旗をあげる民雄の小使姿があった。

関連するキネマ旬報の記事

1957年6月下旬号

日本映画批評:満員電車

1957年4月下旬号

「満員電車」と市川崑:

1957年春の特別号

新作グラビア:満員電車

1957年3月下旬号

日本映画紹介:満員電車

1957年臨時増刊号 新春特選名作シナリオ集

「名作シナリオ集」大映映画:満員電車