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裸足の青春(1956)

  • はだしのせいしゅん
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  • 平均評点

    59.5点(12人)

  • 観たひと

    13

  • 観たいひと

    6

  • レビューの数

    4

基本情報

ジャンル ラブロマンス
製作国 日本
製作年 1956
公開年月日 1956/10/16
上映時間 98分
製作会社 東宝
配給 東宝
レイティング
アスペクト比
カラー/サイズ カラー
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督谷口千吉 
脚色井手雅人 
原作火野葦平 
製作田中友幸 
撮影山田一夫 
美術小川一男 
音楽渡辺浦人 
録音小沼渡 
照明金子光男 

キャスト

出演宝田明 松谷三吉
青山京子 林キクエ
仲代達矢 和田雄次
谷洋子 岡野マリ子
上原謙 竹内神父
一の宮あつ子 修道尼
東野英治郎 林新兵衛
沢村貞子 妻お松
尾上九朗右衛門 三松巡査
三田照子 妻お照
伊東隆 三吉の弟五郎
高堂国典 和田助太
小杉義男 岡野大蔵
小沢経子 妻ハツ
ローラン・ルザッフル 司教
千葉一郎 警察署長
橋本巖 白村の青年
河内桃子 黒村の若い娘
安芸津広 保健所の老医

解説

大自然を背景に、イーストマンカラー総天然色で描く素朴なラブ・ロマンス。火野葦平原作“銀三十枚”より「鶴八鶴次郎」の井手雅人が脚色、「不良少年(1956)」の谷口千吉が監督する。撮影担当は「好人物の夫婦」の山田一夫。主な出演者は「ロマンス娘」の宝田明、「好人物の夫婦」の青山京子、「夜の河」の上原謙、「女囚と共に」の谷洋子、久し振りの尾上九朗右衛門、その他仲代達矢、河内桃子、沢村貞子、小杉義男、谷洋子の夫君でフランス映画俳優ローラン・ルザッフルなど。

あらすじ

その昔、キリシタン信徒が迫害から隠れ住んだ九十九島にいわしの漁期が夏と共にやって来た。その一つ、虹の島ではカトリックの黒村と仏教の白村が今なお激しく対立。両親亡き後、弟五郎と二人暮しの黒村の貧乏漁師青年松谷三吉が、白村の網元新兵衛の一人娘キクエと密会中、捕まったことから対立は遂に爆発。若い衆の乱闘は駐在の三松巡査も投石で気絶する程。以後、両村は一層警戒を固め、三吉は竹内神父からキクエと絶交を言い渡される。一方キクエも白村の腕きき青年和田雄次と結婚を迫られるが、愛し合う二人は五郎の手びきで尚も人目を忍び会い続ける。三吉は今度のいわし漁で始めて船頭頭として腕前を示し、キクエの父に再考させたい。ある日、黒村の大蔵の娘でストリッパーのマリ子が東京から戻る。三吉を心秘かに愛する彼女はキクエとの仲を知り口惜しがる。竹内神父は三吉の熱意に打たれ、犬猿の仲の新兵衛を訪ねたが敵意を新たにしただけ。遂に三吉は単身、新兵衛を訪れ必死に説くが彼はあく迄も頑な。だが妻お松の抗議に今度は新兵衛が神父を訪ねるが又もや喧嘩別れである。三吉は遂に雄次に宣戦、全島声援の中に二人は殴り合いを開始。だが折から視察に来た司教と警察署長の計らいで同点の時引き分け、真の勝負はいわし漁で決することになる。しかし凱歌は雄次の舟に上り、三吉は島を出ようと決意、夜にまぎれて舟を出す処に、意外にもマリ子の知らせで、一緒にとキクエが来る。その夜は嵐、二人を失った島では唯々無事を祈るばかり。そこに恋人の願いで、島の祝福を受けてこそ本当に幸せと海中にとび込み帰島した三吉がキクエを抱いて立つ。後はキクエの回復を待つだけ。雄次の音頭取りで全島は若い二人に祝福を送り今は和解。雄次もマリ子と、やがて結ばれることであろう。

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