男性      女性

※各情報を公開しているユーザーの方のみ検索可能です。

NEWS

KINENOTE公式Twitter

逆襲獄門砦

  • ぎゃくしゅうごくもんとりで
  • ----
  • ----


  • 平均評点

    69.3点(16人)

  • 観たひと

    26

  • 観たいひと

    4

  • レビューの数

    4

基本情報

ジャンル 時代劇
製作国 日本
製作年 1956
公開年月日 1956/6/28
上映時間 94分
製作会社 東映京都
配給
レイティング
アスペクト比
カラー/サイズ モノクロ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督内田吐夢 
脚本高岩肇 
企画玉木潤一郎 
撮影吉田貞次 
美術鈴木孝俊 
音楽深井史郎 
録音東城絹児郎 
照明中山治雄 

キャスト

出演片岡千恵蔵 照造
植木基晴 次郎
月形龍之介 脇群太夫
薄田研二 平田辰右衛門
松浦築枝 おとき
水野浩 平田信胤
伊藤久哉 平田辰馬
八汐路恵子 平田鶴乃
高堂国典 和平次
毛利菊枝 ふく
清川荘司 野沢右亮介
高千穂ひづる 美鈴姫
有馬宏治 芹沢采女
加賀邦男 殿村雄之進
吉田義夫 瀬川三郎兵衛
楠本健二 内藤新助
加藤嘉 乾文五郎
市川小太夫 板倉帯刀
梅沢昇 久兵衛
村田宏二 善助
高松錦之助 甚兵衛
戸田春子 おゆき
片岡栄二郎 弥七
江原真二郎 仙吉
玉島愛造 仁平
沢田清 五郎作
赤木春恵 しづ
葉山富之輔 平作
河部五郎 大場主膳
百々木直 坂本
山口勇 勘兵衛
尾上華丈 市兵衛

解説

幕府崩壊前夜の動乱期を背景に、雪国江州の一天領地を支配する代官等権力者の暴政に対し大地に根をおろした純朴な農民達の真の怒りをテーマとして、「黒田騒動」のトリオ、脚本高岩肇(快剣士・笑いの面)、監督内田吐夢、主演片岡千恵蔵(長脇差奉行)が発表する時代劇。撮影は「続源義経」に次ぐ吉田貞次。主な出演者は千恵蔵のほか、「父子鷹」の月形龍之介、薄田研二、「三っ首塔」の高千穂ひづる、「警視庁物語 逃亡五分前」の伊藤久哉、「長脇差奉行」の八汐路恵子など

あらすじ

勤皇、佐幕の対立激化する幕末の動乱期。天領地に隣する江州野沢藩の藩主右亮介は、勤皇派に加担しようと思っていたが、幕府の圧迫を恐れ、勤皇に志す神官平田信胤の息子辰馬を通じ、息女美鈴姫を京に送って、朝廷に苦衷を知らそうと計った。新たに赴任して来た天領の代官脇群太夫は衰勢の幕府財政援助のため苛酷な取立を行い領民の怨嗟の的となったが、ある日、猟師照造の案内で間道伝いに京へ上ろうとする辰馬と美鈴姫の姿を見た。その場は黙って済ましたが、やがて照造は息子次郎の不注意を盾にとられ、牢に入れられた。脇は更に、京都守護職板倉の命で、天領地を東征軍を阻む拠点にすべく砦の構築を始めた。他領への出入を禁じ、狩り集めた領民に重労働が課せられた。領民と脇との板挟みとなった惣庄屋の辰右衛門の幾度かの訴願も効なく、しかも脇は、野沢藩を幕府側に留めるため信胤、美鈴姫を囮に捕え、更に信胤の娘鶴乃を甘言で騙し、彼女を使って辰右衛門の偽回状を回し、集った弥七たち若者を捕え離れ島に送った。領民は辰右衛門の裏切りと留守宅に押しかけたが、自責の念に駆られ入水自殺した鶴乃の遺書で、脇の飽くなき奸計を知った。圧制に喘ぐ弱き者の怒りは爆発。辰馬の指揮で結束した領民は、鐘の音を合図に代官屋敷になだれ込んだ。次郎の知らせを受けた照造たちも牢を破って駈けつけた。役人たちは領民の力に圧倒され、脇は配下の殿村と瀬川に守られ辛うじて逃げた。小舟で敗走する役人一行を見送る照造たちの哄笑が大きく響き再び、彼らの故郷に明るい、静かな夜明けが訪れようとしていた。

関連するキネマ旬報の記事

1956年9月上旬号

日本映画批評:逆襲獄門砦

1956年6月下旬号

新作グラフィック:逆襲獄門砦

日本映画紹介:逆襲獄門砦

1956年5月下旬号

シナリオ:逆襲獄門砦

シナリオ:逆襲獄門砦 作者の言葉