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娘の人生案内

  • むすめのじんせいあんない
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  • 平均評点

    75.0点(1人)

  • 観たひと

    1

  • 観たいひと

    3

  • レビューの数

    0

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1955
公開年月日 1955/7/27
上映時間 94分
製作会社 大映東京
配給
レイティング
アスペクト比
カラー/サイズ モノクロ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督田中重雄 
脚本八住利雄 
企画中代冨士男 
製作藤井朝太 
撮影渡辺公夫 
美術佐藤忠夫 
音楽古関裕而 
録音西井憲一 
照明米山勇 

キャスト

出演南田洋子 田部三津子
志村喬 父章三
市川春代 母政子
品川隆二 兄康一
市川和子 片岡信子
丸山修 父信行
平井岐代子 母民子
根上淳 兄信平
近藤美恵子 深川圭子
大浜千鶴子 由良春枝
清水将夫 西山善策
川上康子 娘克子
井上節子 新卒業生一
高野英子 新卒業生二
葉山たか子 新卒業生三
青島純子 新卒業生四
楠よし子 中年の女性
白井玲子 間宮美子
花村泰子 片岡家の女中
守田学 大和商事の社員
夏木章 山元
笹島鐘三 人夫風の男A
伊達正 人夫風の男B
大沢千恵子 バレーボールの女生徒
杉森麟 酔客
上条路子 看護婦

解説

ラジオ・ドラマ「花をさす指」の映画化で、「修禅寺物語」の八住利雄が脚本を執筆、「火の驀走」の田中重雄が監督に、「薔薇いくたびか」の渡辺公夫が撮影にあたった。主なる出演者は「娘の縁談」の南田洋子と根上淳、「母性日記」の市川春代、「五十円横町」の市川和子、「むっつり右門捕物帖 鬼面屋敷」の志村喬、「東京暴力団」の品川隆二などのほか一九五四年度ミス・ニッポンの近藤美恵子がデビューする。

あらすじ

三津子、信子、圭子、春枝の四人は四つ葉グループを作って親交をつづける仲のいい四人娘だった。三津子の母政子は十数年前、事情があって夫章三と離婚し三津子と康一の二人を女手一つで育てあげたが、その後、妻に死別した西山氏の援助をうけ、立派な洋裁店を開いている。世間は二人の仲をいろいろと噂し、三津子も母の気持を誤解して悩んだ。信子は明るい性格の娘で、兄の信平が三津子を愛していながら、内気なため言いだせないのを応援してやる。圭子は不幸にも胸を病み、三人の友情に慰められつつ淋しく療養生活を送っていた。春枝は家庭に恵まれず、キャバレーの女給として、貧しい人生の路を歩いていたが、グループのブローチをいつも胸から離さなかった。三津子の父章三は、愛するがゆえに妻子と別れねばならぬ事情があってから十数年、今は一人で小さな呑み屋をやりながら、この世の片隅にこっそり一人で生きていた。三津子は信子の助けをえて、長い間さがしていた章三の居どころをつきとめた。しかし若い彼女の前に横たわるのは、大人の世界の複雑な現実であった。三津子が母と西山の仲をあれこれと推測して悩んでいるとき、兄の康一は妹の悩みに同情しながらも、母の自由な意志を尊重した。そういう兄が三津子には自分のことしか考えない利己主義者に思えるのであった。こうして若い四人の娘たちに、むつかしい大人の世界が開かれて行くのであった。

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