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母千草

  • ははちぐさ
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  • 平均評点

    65.0点(3人)

  • 観たひと

    5

  • 観たいひと

    2

  • レビューの数

    2

基本情報

ジャンル ドラマ / 戦争
製作国 日本
製作年 1954
公開年月日 1954/12/15
上映時間 92分
製作会社 大映東京
配給
レイティング 一般映画
アスペクト比
カラー/サイズ モノクロ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督鈴木重吉 
脚本松田昌一 
企画中野繁雄 
撮影中川芳久 
美術佐藤忠夫 
浪曲構成豊田実 
音楽米山正夫 
録音橋本国雄 
照明泉正蔵 
作詞豊田実 

キャスト

出演三益愛子 武田キミ
長田一子 キミの娘美津子(少女時代)
川上康子 キミの娘美津子(娘時代)
信欣三 キミの夫誠一
三津田健 関根房吉
竹里光子 房吉の妻咲子
梶恵子 房吉の娘波江
春本富士夫 亀之助
坂口芙沙子 お舟
町田博子 酉子
白井玲子 園田
大浜千鶴子 藤村
響令子 由紀
花村泰子 はな
酒井清子 とも
日高加月枝 はる
平井岐代子 沢田
岡村文子 小林
津村雅弘 小学校の先生
小原利之 中学校の先生
黒岩美代子 バスガール
小山内淳 職人風の男
志保京助 そばやの酔客A
高見貫 そばやの酔客B
耕田久鯉子 父兄会の人一
南方伸夫 父兄会の人二
酒井三郎 父兄会の人三
伊達正 芝居小屋の老人
八木沢敏 花婿
吉井莞象 牧師
香住佐代子 教会の中年婦人
伊丹秀子 浪曲口演

解説

「四人の母」の松田昌一の脚本を「新しき天」と同じく、鈴木重吉が監督し、中川芳久が撮影する浪曲母もの映画。主なる出演者は「伊達騒動 母御殿」の三益愛子、「川のある下町の話」で大役をつとめる新人川上康子、「若い人たち」の信欣三、「にごりえ」の三津田健、「馬賊芸者」の白井玲子などである。

あらすじ

戦中のこと、夫が収賄罪で入獄した後、キミは幼い娘美津子を連れ歌を流して暮していた。夫の誠一は或る夜脱獄して姿を現したが、警官に追われて逃れた。キミは美津子を誠一の叔父房吉に預け、旅の一座に加って満州へ興行に出た。大戦は激烈となり、戦後は房吉もその日に困る生活となった。そこへ今は建築会社の社長となった誠一が訪れ、美津子を引取り、二人でキミの帰りを待つ。或日、舞鶴に帰ったキミから電報が来た。二人は早速かけつけ、長い労苦にふけたキミと抱合った。キミは一座の亀之助やお舟と再会を約して別れた。然し長い旅芸人の生活を経たキミは、派手な着物を着て仲間と酒を飲み、とかく世間から非難された。美津子の修学旅行について奈良へ行ったキミは他の父兄が「あんなお母さんでは美津子さんが可愛想だ」というのを聞き、大きな衝撃をうけた。彼女は旅行の途中から、娘の幸福を祈って姿を消し、再び旅芸人の仲間に加った。そして誠一や美津子がいくら願っても帰らなかった。こうして五年。美津子の結婚を知ったキミは式場の外から涙にぬれて見守っていたが、誠一にも新しい後妻の来たのを見て、彼等の幸せを祈りながら立去った。

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1954年12月下旬号

日本映画紹介:母千草