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平手造酒(1954)

  • ひらてみき
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  • 平均評点

    66.2点(16人)

  • 観たひと

    23

  • 観たいひと

    3

  • レビューの数

    4

基本情報

ジャンル 時代劇
製作国 日本
製作年 1954
公開年月日 1954/10/19
上映時間 105分
製作会社 日活
配給 日活
レイティング
アスペクト比
カラー/サイズ モノクロ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督滝沢英輔 
脚本菊島隆三 
製作星野和平 
撮影三村明 
美術小池一美 
音楽大森盛太郎 
録音根岸寿夫 
照明河野愛三 

キャスト

出演辰巳柳太郎 平手造酒
山田五十鈴 お吟
宇野重吉 近藤彌市
南寿美子 みよ
島田正吾 千葉周作
清水彰 朝吉
山形勲 山部幾之進
宮本曠二郎 弟平八郎
秋月正夫 笹川繁蔵
大山克巳 仙太郎
岡泰正 眼近の倉吉
石山健二郎 延命寺の良海和尚
河村憲一郎 医者了庵
畑中蓼坡 医者道庵
東大二郎 千葉道場の早川
坂田耕三 飯岡の助五郎
郡司八郎 行司の多平
松本悟郎 夏目の新助
茂木昇二郎 勢力の富五郎
野村清一郎 網元喜兵衛
茂上重次郎 漁師の大兵衛
初瀬音羽 曖昧屋の女将
対馬衣都美 おかね
岡野恵美子 きぬ
菊野明子 女郎とき
利根はる恵 女郎うめ

解説

「国定忠治(1954)」「沓掛時次郎(1954)」に次ぐ日活の新国劇総出演映画。製作、脚本、監督は「国定忠治(1954)」と同じく星野和平、菊島隆三滝沢英輔で、「風立ちぬ(1954)」の三村明が撮影に当った。辰巳、島田以下の新国劇に加えて、「学生心中」の宇野重吉、「ママの新婚旅行」の山田五十鈴と南寿美子、「三つの愛」の山形勲等が出演する。

あらすじ

千葉周作の師範代山部幾之進との立合いに、平手造酒は一本を先取しながら喀血のため勝を譲った。数日後二人は路上で相対して真剣を抜き、造酒は山部を漸り、道場を破門された。酒と女と脅喝のすさんだ日々を、彼は下総笹川在に送っていた。酒屋の息子仙太郎は、愛する娘みよの忠告もきかず、やくざを気どって繁蔵一家に出入りしていたが、助五郎一家の者達を蹴ちらした造酒を仲間に入れようとする。造酒はそれを聞入れなかったが、ふと知りあった旅の女お吟に心をひかれた。喀血して道に倒れた造酒を、繁蔵は用心棒に雇い、延命寺の離れで静養させた。病に苦しむ彼も、お吟の手厚い看護で、次第に健康を取り戻した。或る日、殺された山部の弟平八郎が造酒を狙ったが、危くその難を免れた。その同じ日、お吟の昔の夫朝吉が刑期を終えて彼女を訪ねた。お吟の心が完全に造酒のものであるのを知りつつ、彼はなお女を帰してくれと泣いて頼むのだった。嫉妬と不安に心乱れた造酒は朝吉を斬りすてた。お吟は家出し、造酒は再び病の床に倒れた。そのころ繁蔵一家は助五郎一家と出入りが起り、造酒は狂ったように相手を斬りまくった。争いの最中に彼は助五郎の用心棒近藤彌市に合った。近藤は造酒と争いをさけ、お吟が渡し場にいる事を教える。造酒には再び生きる希みが明るく湧いた。だが時すでに遅く、不覚にも背後から槍でさされ、重傷の体でお吟を求めてよろめきつつ、辿りついた流れの中に死んで行った。

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