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五ツ木の子守唄

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基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1954
公開年月日 1954/4/14
上映時間 95分
製作会社 大映東京
配給
レイティング
アスペクト比
カラー/サイズ モノクロ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督枝川弘 
脚本笠原良三 
企画根岸省三 
撮影中川芳久 
美術柴田篤二 
音楽加藤光男 
録音長谷川光雄 
照明伊藤幸夫 

キャスト

出演北原義郎 秋元泰彦
花布辰男 叔父雄作
橘喜久子 叔母千代
南田洋子 宮沢信子
松島トモ子 本野和江
酒井三郎 本野順三
伏見和子 山田富子
船越英二 田所芳夫
楠よし子 田所いずみ
フランク・熊谷 竹井
平井岐代子 松子
村田知英子 花代
春本富士夫 横田
町田博子 セイ子

解説

目下、全国的に大流行している九州熊本の民謡「五ツ木の子守唄」を主題に映画化したもので、「殴り込み二十八人衆」の笠原良三の脚本より枝川弘が初のメガホンをとっている。撮影は「十代の性典」の中川芳久、音楽は「春の若草」(松竹)の加藤光男が夫々担当。出演者は「四人の母」の南田洋子、楠よし子(北河内妙子改め)、北原義郎、「番町皿屋敷 お菊と播磨」の村田知英子、「金色夜叉(1954)」の船越英二、伏見和子、それに久々の松島トモ子など。

あらすじ

電気技師秋元泰彦は熊本のダム工事場視察のおり、竹井事務所長に誘われて、隣り村の旧家本野順三を訪れた。順三は、一人娘和江と、小作人の娘で孤児となった信子の三人で、わびしく暮していた。一夜を順三の家で明かした泰彦は、自分と同じ境遇にある信子に同情し、愛情を感じ始めた。帰京した泰彦には従妹富子との縁談が待ち受けていたが、それには耳もかさぬ泰彦は再び出張で熊本へ発った。しかし、信子が村の豪農の長男と結婚するという順三の話に、泰彦は愕然とした。泰彦は傷心の足どりも重く東京へひきかえしたが、その夜九州を襲った豪雨は本野家を流し、信子たちの消息を絶ってしまった。処が泰彦は、学友田所の渡米送別会で神楽坂の料亭におもむいた時、はからずも、和江のために芸者に身を落した信子に会った。二人は相擁したが、嫉妬に狂った富子の横槍で、信子は泰彦の前から姿を消し、キャバレーで働く事になった。一方泰彦は、毎晩酒色に溺れ、叔父と激論し家を出て、夜の街をさまよううちに、帰国した田所に会い、彼の工場に入れてもらった。その頃信子も、和江の病院の女医いずみの世話で、いずみの兄の工場へ工員として入った。そして工場の運動会の日--信子は泰彦に会ったが、いずみの結婚の相手が泰彦である事を知って驚いた。田所は、泰彦を高崎の工場長にし、妹のいずみと結婚させたい腹をもっていた。それにも増して信子を絶望のどん底に陥したのは、和江の自動車事故による死だった。悲嘆にくれた信子は、和江の遺骨を抱き熊本へ帰った。思い出の川の面には“五ッ木の子守頃”が流れ、信子が死を決心した時、泰彦の呼ぶ声がきこえた。二人は始めて強く生き抜こうと抱き合った。

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1954年6月下旬号

日本映画批評:五ツ木の子守唄