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続十代の性典

  • ぞくじゅうだいのせいてん
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  • 平均評点

    60.9点(12人)

  • 観たひと

    13

  • 観たいひと

    4

  • レビューの数

    6

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1953
公開年月日 1953/5/27
上映時間 94分
製作会社 大映東京
配給
レイティング
アスペクト比
カラー/サイズ モノクロ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督佐伯幸三 
脚本須崎勝弥 
企画土井逸雄 
撮影山崎安一郎 
美術高橋康一 
音楽渡辺浦人 
録音西井憲一 
照明柴田恒吉 

キャスト

出演若尾文子 滋野夏子
見明凡太朗 滋野愼吉
平井岐代子 滋野百合子
熱海幸子 滋野律子
南田洋子 安富秋子
三宅邦子 安富久子
根上淳 三木真人
入江洋佑 山川俊夫
藤間紫 本左奈々江
小田切みき 沼倉美佐江
嵯峨美智子 吉野和子
長谷部健 依田潤一
宮崎準 鳥井信二
丹阿弥谷津子 松下先生
伊藤雄之助 妹尾先生
中村伸郎 上田辰男
三津田健 校長先生

解説

「十代の性典」の続篇で、脚本は前篇通り須崎勝弥。監督は島耕二に替って「現代処女」の佐伯幸三。「怒れ三平」の山崎安一郎、「悲剣乙女桜」の渡辺浦人が撮影、音楽にあたっている。若尾文子、南田洋子、長谷部健、小田切みきは前篇の顔ぶれだが、他に「妖精は花の匂いがする」の根上淳、「伊豆の佐太郎」の嵯峨美智子、「プーサン」の伊藤雄之助、「妻」の丹阿弥谷津子が出演。

あらすじ

十八歳の高校生安富秋子はホテル勤めの母久子とともに貧しい暮しをしているが、二階に下宿する従兄の医学生三木真人へのそれとない慕情が彼女のきもちをいつも弾ませている。真人も秋子がすきで、おのずから卒業論文も近親結婚の可否なるテーマである。しかし真人が止むをえぬアルバイトで秋子の級友滋野夏子の家庭教師になり、夏子としたしくするようになると、自然秋子は孤独感におちた。停留所で拾った時計を持主の大学生依田にとどけ、さそわれるままに相手のアパートにまでついていったのも、そんな気持のせいである。そこで彼女は唇を奪われたばかりか、帰宅早々母と見しらぬ中年男上田との愛撫をかいまみて錯乱はひどくなった。ふらふらと依田の部屋に立ち戻り、彼のもとめるままに一切を投げだした。--秋子は沈みがちな子となった。心配した夏子は真人に計って山の牧場への旅行に彼女をさそうが、結果は取りのこされたような気持をいよいよ倍加させただけである。卒業記念学芸会で清浄の処女ジャンヌ・ダルクを演ずることになった秋子は、自分の妊娠にきづいたこともあり、鬱々とくるしむ。詮索やの級友本左奈々江が彼女の秘密を嗅ぎつけて大さわぎをはじめ、耐えかねた秋子は自殺をはかる。真人の応急手当で一命はとりとめたが、彼女は卒業式に出席を憚かる。しかし真人のかわらぬ愛情や夏子のなぐさめでようやく希望を抱きはじめた彼女は、母と上田の結婚にも素直な気持でしたがうことができた。

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