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無頼 人斬り五郎

  • ぶらいひときりごろう
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  • 平均評点

    69.5点(35人)

  • 観たひと

    54

  • 観たいひと

    7

  • レビューの数

    10

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1968
公開年月日 1968/11/2
上映時間 88分
製作会社 日活
配給 日活
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督小沢啓一 
脚色池上金男 
小沢啓一 
原作藤田五郎 
企画岩井金男 
撮影高村倉太郎 
美術川原資三 
音楽伊部晴美 
録音福島信雅 
照明熊谷秀夫 
編集井上治 
スチル荻野昇 

キャスト

出演渡哲也 藤川五郎
松原智恵子 磯村由起
佐藤慶 白山周介
小林千登勢 林田しのぶ
藤竜也 林田昌彦
小池朝雄 海藤賢作
岡崎二朗 石丸鉄男
秋とも子 西条苗子
南原宏治 牧野昇次
高宮敬二 大羽
深江章喜 黒松
雪丘恵介 野村
河上喜史郎 主任
谷村昌彦 与作
殿岡ハツエ 美津子
杉江広太郎 宇野
高橋明 塚口
中平哲仟 
吉田武史 山岡
長浜鉄平 柴田
式田賢一 名振会組員A
根本義幸 名振会組員B
田畑善彦 名振会組員C
岩手征四郎 名振会組員D
森みどり 劇場テケツ
堺美紀子 遣り手婆
市村博 バーテン

解説

「昭和のいのち」の池上金男と小沢啓一が共同でシナリオを執筆し、「大幹部 無頼」の小沢啓一が監督した無頼シリーズ第四作。撮影は「ザ・スパイダースのバリ島珍道中」の高村倉太郎。

あらすじ

昭和三十年頃。藤川五郎と弟分の林田は、名振会との出入りがもとで刑務所へ入ったが、林田は姉しのぶのことを頼むと死んでしまった。五郎は仮出所の許可がおりると、林田の故郷を訪れ、しのぶの勤務先を探した。だが、尋ねあてた劇場は、三年も前にストリップ小屋になっており、彼女の姿はなかった。五郎は「ホテル三河」のボイラーマンとして住込み、しのぶ探しを始めた。そんな矢先、五郎はホテルで、バスで一緒になったことのある由紀に出会った。由起の父は八年前に死んだが、それは名振会が殺したものだった。由起はある日、名振会の幹部白山から金を受けとった。父が貸した金の返済ということだったが、この一件以来由紀は、名振会のいやがらせを受ける羽目になってしまった。由紀をかばった五郎もまた元やくざの素姓が知れ、ホテルをクビになってしまった。街におりた五郎は、由起が今度は名振会の黒松から、いやがらせを受けているのに出くわし乱闘になった。その仲裁をしたりは、白山だった。白山からしのぶが赤線にいることを聞いた五郎は、落ちぶれた彼女の力になろうと心に誓った。一方、名振会では、五郎がストリップ小屋主海藤の所にいると聞きこみ、由起を囮に使っておびきだそうと計画した。会長の牧野は、その役目に石丸をたてたが、五郎は石丸をさとし逃がすのだった。だがこの一件から、石丸の恋人苗子がひどい仕打を受け、怒った石丸は、黒松を刺した。石松と苗子の死体が見つかったのは、その翌日だった。それから間もなく、五郎は牧野にそそのかされた海藤に襲われた。傷ついた海藤はしのぶの手当を受けたが、裏切者として牧野一味に殺されてしまった。二人の死を聞いた五郎は、猛然と組員の中へ斬りこんだ。その頃、牧野から五郎との対決を命令された白山は、由紀に会い、彼女の父を殺したのをわびた。拳銃を構えながら近寄る白山の腹を、五郎の短刀が一瞬早く突き刺した。空拳銃で対峙した白山は、由紀と五郎を前に死を覚悟していたのだった。五郎は、由起をフェリーボートで志摩へ送り返すと、単身名振会へ殴りこんだ。激闘は、広い塩田から製塩工場へと続き、牧野、大羽は次々と倒れていったのだった。塩田を、よろめきながら歩く五郎の顔には、やくざのむなしさの中にも、なにか晴れやかな表情が浮んでいた。

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