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われ一粒の麦なれど

  • われひとつぶのむぎなれど
  • Could I But Live
  • ----


  • 平均評点

    69.4点(19人)

  • 観たひと

    27

  • 観たいひと

    5

  • レビューの数

    5

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1964
公開年月日 1964/8/18
上映時間 108分
製作会社 東京映画
配給 東宝
レイティング
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ シネスコ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督松山善三 
脚本松山善三 
製作佐藤一郎 
椎野英之 
撮影村井博 
美術狩野博 
音楽佐藤勝 
録音原島俊男 
照明今泉千仭 
編集広瀬千鶴 
スチール中山章 

キャスト

出演小林桂樹 坂田昌義
菅井きん 妻節子
原地東 坂田マサ子
池沢均 坂田トオル
岡村文子 母のぶ
水谷良重 坂田由美
田崎潤 田神部長
大村崑 熊谷覚
長谷川哲夫 阿部
中原成男 半井
名古屋章 衛生福祉省課員西
木村功 平岡教授
田中志幸 桑原博士
大邦一公 仁科博士
田中春男 立花
浜村純 村松
東京ぼん太 鈴木
山田巳之助 萩原調査部長
守田比呂也 飛松
木元章介 黒川
下元勉 根本彦太郎
高峰秀子 妻倫子
毛利菊枝 根本の母
大辻伺郎 根本二郎
小笠原章二郎 熊本弁の男
市原悦子 ある母
森繁久彌 乳児院院長

解説

「みれん」の松山善三のオリジナル・シナリオを「名もなく貧しく美しく」の松山善三が監督した社会ドラマ。撮影は「くたばれ!社用族」の村井博。

あらすじ

農政省官吏坂田昌義は、ある日、異常に興奮し泣き叫ぶ女性からの電話を受けた。それは子供が小児麻痺にかかったことを主人にうったえる間違いの電話だった。それから数日、坂田はテレビで小児麻痺患者の惨状をとらえたニュースを見て、あのときの悲痛な電話の声が再び生々しく呼び返された。それからというもの、小児麻痺撲滅が坂田の念願となった。そんなある日、坂田の契約恋人でバーのホステス由美から、北海道で大量発生した小児麻痺患者の惨状を取材したアジアTVの報導員熊谷を紹介された。坂田は熊谷から小児麻痺の予防薬としてソ連のセービン博士がつくった生ワクチンがあることを聞き、早々ポリオの権威平岡教授のところへ、その安全性を確めにいった。しかし平岡教授にも、その安全性を絶対的に裏づける力はなかった。坂田は必死に小児麻痺に関するデーターを集めた。そうするうち、坂田は小児麻痺予防には生ワクチン以外にないと確信した。が、これを使用するには、その安全性を保障するための人体実験が必要だ。坂田は平岡教授や熊谷に協力をたのみ、人体実験に必要なデーター作成にのり出した。折も折小児麻痺は過速度的に蔓延し、世論が高まり、生体実験が行われることになった。しかし小児麻痺の義弟を持つ女医根本倫子は、安全性の保障できない薬をのませることはできないと拒絶した。が、「九十九人を助けるために、一人の犠牲はしかたがない--」という坂田の説得の前に倫子もおれた。人体実験は成功した。厚生大臣は大量の生ワクチンを輸入して、生ワク投与にふみきった。が、そのころ坂田は左遷され、由美とも別れ、一人東京を去っていくのだった。

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