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裸の重役

  • はだかのじゅうやく
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  • 平均評点

    73.0点(41人)

  • 観たひと

    61

  • 観たいひと

    5

  • レビューの数

    12

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1964
公開年月日 1964/7/1
上映時間 103分
製作会社 東宝
配給 東宝
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督千葉泰樹 
脚色井手俊郎 
原作源氏鶏太 
製作藤本真澄 
撮影西垣六郎 
美術阿久根巖 
音楽団伊玖磨 
録音伴利也 
照明西川鶴三 
編集大井英史 
スチル高木暢二 

キャスト

出演森繁久彌 日高孝四郎
星由里子 日高啓子
村瀬幸子 日高松代
団令子 小西咲子
草笛光子 マダム
児玉清 奥田恒夫
宮口精二 浜中平吉
松村達雄 磯野彦之助
船戸順 宮田
稲垣隆 山内
黒部進 梶本
東野英治郎 小杉社長
田崎潤 今泉専務
柳永二郎 松本
若松明 松本史郎
有島一郎 上野社長
加東大介 田所専務
清水元 山田常務
伊藤久哉 引地課長
中村伸郎 芦沢専務
藤木悠 部員A
佐田豊 部員B
小川安三 部員C
中山豊 部員D
浦山珠実 女子部員A子
丘照美 女子部員B子
矢野陽子 女子部員C子
広瀬正一 守衛
夏木順平 屋台店の主人
東郷晴子 浜中の妻
大沢健三郎 浜中の長男

解説

源氏鶴太の『東京一淋しい男』を「こんにちわ20才」の井手俊郎が脚色「みれん」の千葉泰樹が監督したサラリーマンもの。撮影は「続社長紳士録」の西垣六郎。

あらすじ

日高孝四郎は、中央商事の取締役営業部長であった。精力的な彼の仕事ぶりは、仕事の鬼と称されたが、そんな日高も、バーのマダムには“東京一淋しい男”にうつった。十年前に妻を失くし、二十二歳になる啓子を、社内で最も優秀な男と結婚させようと、心くばる日高には、病人をかかえて定年後の心配をする浜中のことなど、眼中になかった。日高の今日の地位を獲得したのは、実力に加えて社長の小杉、大株主松本のヒキがあったことは事実であった。松本からの話で、三ヵ月欧米をまわってくるようにと要請があった。帰ったら常務間違いなしだ。日高の送別会は、満五十歳の誕生日をかねてもよをされた。ピンクのチャンチャコを送られた日高は、妙に年令を意識した。かって浜中に嘱託となるよう頼まれたことが、自分のことのように思われた。一方娘の啓子は、日高の思惑とは逆に消極的で、出世から忘れられた奥田に好意をよせていた。松本の息子との話があった直後だけに、日高の動揺も大きかった。奥田と啓子の結婚は本ぎまりとなった。これで、日高の社長への夢は破れた。以来彼の強気は一転した。小雨の降るある夜、日高はBGでコールガールをする小西咲子に出会った。彼女との出会いは、日高の心をなごませた。松本の要請で、昔の日高孝四郎になって欲しいとチャンスを与えられた日高は、もう一度仕事の鬼になろうと、誓った。だが、今は、若い咲子を離すことは出来なかった。三カ月五万円の専属契約を結んだ日高は、再び仕事の鬼となったが、契約の三カ月がきれようとする時、日高にとって、咲子は、なくてはならない人間であった。日高は、自分のためにも、彼女のためにも。咲子との関係を続けていこうと思った。

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